愛知県立芸術大学 大学案内2017-2018
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014美術学部専門教育科目1年生2年生3年生4年生制作の基礎 可能性1年次と2年次は制作の「基礎」と「可能性」と位置づけ、様々な講座を開講しています。1年次では油画の技法・材料や壁画、版画などの実習や、風景、人物、立体などの講座。2年次からは教員が開講した講座を通して絵画制作の基礎的な技術を身につけていきます。応用 作品の成立チュートリアル3年次4年次は、学生の自主的な制作をもとに授業が展開されます。チュートリアルは、学生が自発的に教員を選び、2ヶ月ほどの長い期間、教員と対話しながら制作をおこないます。丁寧な対話によってそれぞれの可能性を伸ばし、制作の思考や技術的な質を高めていきます。卒業制作演習、そして卒業制作へ4年次は1年間を通し卒業作品を制作します。チュートリアル授業による教員との対話によって、制作の質をさらに高めていき卒業制作に挑みます。また、学内の芸術資料館にて卒業制作演習をおこないます。卒業制作演習では常勤教員による指導の他に、非常勤講師による指導もおこなわれ、創作の視野を広げ制作に展開していきます。専攻の特色でもある少人数制が、この時期の丁寧な指導を可能にし、学生の制作を充実させていきます。講座制2年次になると、各教員が開講する講座を受講します。各講座は教員自身の制作思考や開講時期によって内容が変化し、多彩な講座となっています。学生がそれぞれ講座を選択でき、様々な価値観を横断的に学び、制作の思考を育んでいきます。材料研究描画材料に適した絵画の下地研究、油絵の具製作及び講義、テンペラ絵具と油絵具を用いた混合技法の実習などを行ないます。古美術研究旅行3年次に日本の古典美術の基礎的視野を広げる目的で奈良・京都の文化財を現地に赴き学びます。一般には公開されない屏風や仏像など、特別に拝観できます。油画特別演習 他美術作家、評論家、キュレーター、学芸員など、多角的な分野から非常勤講師を招聘し、講評やレクチャーなどが行なわれます。また、写真の基礎知識と基礎実技を学ぶ写真講座や文章の書き方の基礎を学ぶ文章講座など、さまざまな分野の授業を開講し学生の視野と知識を広げいきます。版画研究木版、銅版、リトグラフ、シルクスクリーンなどの版画技法の習得と版の特質を理解しながら、自己表現としての版画を探求していきます。卒業制作展卒業制作展は愛知県美術館にて行なわれます。オープニングレセプションの開催など集大成にふさわしい展覧会で、非常に多くの人が足を運びます。

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