愛知県立芸術大学 大学案内2017-2018
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033美術学部ポリシー Faculty of Art's Policy日本画専攻彫刻専攻油画専攻ディプロマ・ポリシー人材育成目標日本画専攻では、古典研究を踏まえ、多様な価値観に基づく発想力を育み、現代作家として制作活動を行っていくことが出来る人材の育成を目標にしています。卒業までに身につけるべき資質・能力● 創作・研究活動を継続するために必要な実技能力● 多様な価値観に基づく発想力● 社会に対して新たな視点からの提案をし、実現ができる能力学位の授与方針と評価方法最終年次の「卒業制作」を含めた所定の単位を修得した学生を卒業と認め、学士の学位を与えます。● 所定の在学期間の確認、必要単位修得の確認● 卒業制作の評価…4年担当教員を中心として、6名の専任教員全員で卒業制作作品(150号)の審査を行い、意見を総合して採点し評価を決定します。カリュキュラム・ポリシー教育課程の編成方針日本画の基礎実技と、専門性の高い技法や知識を幅広く習得し、独自性に富んだ自己表現の探求ができるように、習熟度を段階的に上げていくようにカリキュラムを編成しています。具体的なカリキュラム構成と特徴● 1.2年次は日本画における創作の基礎を学びます。同時に技法材料の実習とともに古典絵画模写を取り入れ、基盤的知識を身につけます。● 3年次 古美術研究旅行や2年次より更に発展させた絹本模写を組み込みます。● 4年次 大作を制作し、独創性を追及します。教育課程の評価方針・方法● 各課題は担当教員を中心に、複数の教員による作品講評と制作過程、出席日数、学習態度を総合して評価します。● その他の授業科目については、各科目の担当教員がシラバスに定めた方法により評価します。アドミッション・ポリシー求める人物像● 観察によって発見したよろこびを表現することに、強い意欲をもっている人● 自分の可能性を信じ、目標に向かって粘り強く取り組める人● 時代やジャンルを問わず、幅広い芸術表現に興味がある人● 新たな発想と表現力を身につけ、社会で活かしたいと思っている人入学前に身につけてほしい学習成果● 観察力と描写力(デッサン、着彩)入学試験の基本的な方針・考え方受験生の能力を適切に評価できるよう、大学入試センター試験による学力と、石膏デッサンと着彩による二種類の実技試験を行います。【一般入学試験】 ● 一次試験では、石膏デッサンの実技試験の得点と、学科(大学入試センター試験)の合算により合否を判定します。● 二次試験では、着彩による実技試験の得点によって、最終合格判定を行います。 モチーフは年度によって変更します。大学入試センター試験や一次試験の得点は加算されません。ディプロマ・ポリシー人材育成目標彫刻専攻では、多様化する現代社会での立体表現に重点を置きながら、広範な美術教育を行うことで、将来の芸術家、研究者、芸術教育の専門家等の人材の育成を目標にしています。卒業までに身につけるべき資質・能力● 新しい表現を生み出す創造力● 社会との関わりについての多面的な理解力学位の授与方針と評価方法最終年次の「卒業制作」を含めた所定の単位を修得した学生を卒業と認め、学位を与えます。● 所定の在学期間の確認、必要単位修得の確認● 卒業制作の評価 …彫刻専攻全教員によって様々な視点から採点し、議論の上、総合的に評価を決定します。カリュキュラム・ポリシー教育課程の編成方針学生の個性と社会性の両立を目指し、また新しい表現を生み出す創造力を育むようカリキュラムを編成しています。具体的なカリキュラム構成と特徴1・2年次は、実習を通した実技および理論の基礎教育を、3・4年次にはその応用教育を徹底した個別指導により行います。● 1年次に塑造・金属・木彫・樹脂、2年次には塑造・造形・石彫・テラコッタ・材料研究(乾漆)の授業を行います。● 3年次には、各教員のゼミ毎に授業を行い、より広範な表現に対応できる力を養い、4年次には、これまでの学習や研究の成果を卒業制作に結実できるよう指導します。● 国内外で活躍している作家・評論家によるレクチャーを行い、新しい表現を生み出す創造力と社会との関わりを多面的に理解するための力を育みます。教育課程の評価方針・方法● 課題の指導は、専門性の高い非常勤講師も含めた複数の教員が指導にあたり、評価も複数の教員が総合的に行い、客観性を高めています。● その他の授業科目については、各科目の担当教員がシラバスに定めた方法により評価します。アドミッション・ポリシー求める人物像● 自己管理能力と協調性をあわせ持つ人● 不得意とする事柄に対してまっすぐ立ち向かう強い意志と、忍耐力、持久力、体力のある人● 先入観に拠らず、自身の考えに対して絶えず異なった観点からの問いを発し、自身の創作によってその答えを模索しようとする人● 上記のことを含めた意味で、“美術”が好きな人入学前に身につけてほしい学習成果● 基礎的な描写力・造形力● 豊かな想像力入学試験の基本的な方針・考え方ディプロマポリシー、カリキュラムポリシーに基づき、基礎的な想像力・技術力を判定する試験と、大学における勉学に対する意欲をはかる面接を行います。【一般入学試験】● 一次試験では、石膏素描の実技試験の得点と、学科(大学入試センター試験)の合算により合否を判定します。● 二次試験では、塑造の実技試験と面接の得点によって、最終合格判定を行います。モチーフは年度によって変更します。大学入試センター試験や一次試験の得点は加算されません。【自己推薦特別入試】● 自己アピール資料審査と小論文、面接試験により合否を判定します。ディプロマ・ポリシー人材育成目標油画専攻では、人間にとって原初的な表現であり様々な美術表現につながる絵画を起点として、高度な表現技術・技法を身につけた美術家の養成、独創的で普遍性を持った作品を創作する優れた作家の輩出を目標にしています。卒業までに身につけるべき資質・能力● 高度な表現技術・技法● 表現する上での自立心と探求心● 内面をより深く掘り下げた思考力と着想力学位の授与方針と評価方法最終年次の「卒業制作」を含めた所定の単位を修得した学生を卒業と認め、学士の学位を与えます。● 所定の在学期間の確認、必要単位修得の確認● 卒業制作の評価…教員全員(12名)の審査員が卒業制作作品を様々な視点(独自性、表現力など)から審査し、協議の上総合的に評価を決定します。カリュキュラム・ポリシー教育課程の編成方針絵画を起点として基礎力をより確かなものとし、個性に応じて独創性、表現力を高めるよう、また少人数教育(チュートリアル授業・講座授業・講評週間など)での対話から多様な芸術的思考を学ぶことができるようカリキュラムを編成しています。具体的なカリキュラム構成と特徴● 1年次は「基本となる素地作り」の学年とし、風景画、人物画、絵画材料、壁画、版画、空間表現などを学びます。● 2年次は「可能性」の学年とし、学生は教員がそれぞれ開く講座を自主的に選択する講座授業を中心に学びます。● 3年次は「応用」の学年とし、チュートリアル授業(学生が教員を指名し個人指導を受けます。)と、それぞれの学生が自主的な研究制作を行います。 また文章講座、写真講座などで作品についての文章表現や作品撮影の基本についても学びます。● 4年次は「作品の成立」の学年とし、卒業制作作品を制作します。学年の始めにチュートリアル授業で指導を受け作品の構想を練り、夏休み前に本学芸術資料館で作品を公開展示します。後期には卒業制作に向けた講評会を定期的に行います。教育課程の評価方針・方法● 課題の指導は複数の教員があたり、評価も教員全員の協議により総合的に評価します。なお評価にあたっては、作品制作における積極性と探究心、完成作品の独自性と表現力を重視します。● その他の授業科目については、各科目の担当教員がシラバスに定めた方法により評価します。アドミッション・ポリシー求める人物像● 美術・絵画に強い関心と探究心をもっている人●美術・絵画に関する基礎的表現力があり、大学においてさらに表現力を深めようと志す人●芸術家として自己実現を目指す人入学前に身につけてほしい学習成果●基礎的な描写力(デッサン)●絵画表現力(油画・水彩画)●豊かな創造力と絵画表現を試みる力入学試験の基本的な方針・考え方受験生が能力を最大限発揮できるよう試験問題、試験時間、制作作品のサイズなどを工夫した入学試験を実施します。【一般入学試験】● 一次試験では、素描の実技試験の得点と、学科(大学入試センター試験)の合算により合否を判定します。● 二次試験では、油画または水彩画による実技試験の得点によって、最終合格判定を行います。モチーフは年度によって変更します。大学入試センター試験や一次試験の得点は加算されません。

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