愛知県立芸術大学 大学案内2017-2018
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058カリキュラム教育課程の編成方針 一対一の個人レッスンによる充実した専門実技授業と室内楽からオーケストラまで大小様々な規模のアンサンブル実習授業により、あらゆる演奏形態に対応する演奏技術と表現方法を身につけられるようカリキュラムを編成します。具体的なカリキュラム構成と特徴● 個人レッスン形式の専門実技授業「管打楽器奏法の研究」、楽器の専門知識を学ぶ「管打学基礎」、アンサンブルを行う「室内楽」、ウィンドオーケストラの実習授業「管楽合奏」、弦楽器コースと共同で行う「オーケストラ」を5つの柱として、あらゆる演奏形態に対応する演奏技術・表現方法を修得します。● 特に、本学最大の合奏授業である「オーケストラ」では、学部・大学院生全員で授業を行い、曲ごとの演奏者は年次に関りなく教員に音楽学部専門教育科目教養教育科目基礎教育科目専攻科目・関連科目四年次三年次一年次二年次英語ドイツ語フランス語イタリア語身体運動・健康科学情報科学心理学芸術論ほか日本音楽史概説西洋音楽史概説A・B・ 西洋音楽史の基礎を把握し、各時代の音楽を理解する。Aではバロック時代までの、Bでは古典派以降の音楽を取り上げる。音楽学概説卒業演奏(管打楽器奏法の研究を含む「5つの柱」で学び得たことの集大成として、ソロ演奏を行います。)和声ⅡソルフェージュC、Dピアノ奏法Ⅱ学内発表・ ソロコンサート形式の演奏会です。管打楽器奏法の研究Ⅳ・実技レッスン管打楽器奏法の研究Ⅲ・実技レッスン管打楽器奏法の研究II・実技レッスン管打楽器奏法の研究I・実技レッスン管打学基礎Ⅱ・ さらに大きな編成(ウィンドバンド)のアレンジを実践します。発表される曲について討論も行います。室内楽I-IV・ アンサンブルの中において個々の役割を認識、ハーモニー感の習得、異なる楽器編成でのバランス感覚などを養います。木管・金管・打楽器に分かれて授業を行いますが、楽器の種類をまたいだ複合アンサンブルも実践しています。○ 木管楽器  各楽器の特殊性を念頭に置き、アンサンブルのための基本的な能力を身につけるための合奏法を学びます。○ 金管楽器  多様な編成のアンサンブルを取り上げ、個々の音楽表現を深めていきます。○ 打楽器  現代作品を中心に取り上げ、様々な奏法を身につけます。またオーケストラ曲の打楽器パートを取りあげ、奏法の研究を行います。管楽合奏I-IV・ 吹奏楽のためのオリジナル作品、オーケストラ曲のアレンジ作品、小編成の管楽合奏曲など幅広いジャンルを取り上げます。・ 楽器セッティング、舞台設営(ステージスタッフ)、楽譜管理(ライブラリアン)なども学生が行い、合奏がスムーズに進むための効率を考えていきます。毎年11月に学外にて定期公演を行なっているほか、高校生対象の演奏指導実践も行います。和声IソルフェージュA、B管打学基礎Ⅰ・ 自分の専門以外の楽器について、その歴史・構造・奏法や記譜法の特徴などを学び、4声体を素材として数種の楽器を含む曲にアレンジし、演奏を発表します。オーケストラI-IV・ 弦楽器コースと共同で行う合奏授業です。・ 授業は毎回奏楽堂のステージで行われ、舞台設営(ステージスタッフ)、楽譜管理(ライブラリアン)、練習スケジュール管理(インスペクター)などは、教員のサポートのもと全て学生が行いながら、実際のプロオーケストラの仕事現場に即した経験を積んでいきます。・ 11月に行われる定期演奏会を含め、年に4回の公演を通じて、数多くの楽曲を限られた時間で仕上げる実践を行います。・ 演奏パートは教員が決定し年功にとらわれることなく上級生・下級生が混ざりあい合奏を行っています。ピアノ奏法Iピアノ奏法Ⅳ/楽器研究(鍵盤)II/楽器研究(弦)IVピアノ奏法Ⅲ/指揮法/声楽/合唱/楽式論/対位法/音楽学特講/音楽特講/音声学/楽器学/管弦楽法/楽曲研究/楽書講読/ピアノ指導法/楽器研究(鍵盤)I/楽器研究(弦)IIIキーボードハーモニー/スコアリーディング/コンピュータ音楽/日本音楽演習/オペラ総論/音楽史特講/音楽心理学/音楽療法/音楽民族学概論/ポピュラー音楽概論/アート・マネジメント/音楽芸術言語より指名され、下級生と上級生が混ざって合奏を行うことでお互いに大きな刺激を与え合います。また教員と一緒に演奏することで、その場で素早くアドバイスを受けられ、音楽を肌で感じ取り、多くのことを学んでいきます。● また、外来のアーティストによるレッスンや特別講座、提携校への派遣留学制度などにより、国際的な学修経験を積む機会が設けられています。

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