探県大 Vol.27
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6第3弾卒業生インタビュー情報科学部 地域情報科学科、県立大学教員の伊藤さんに聞きました文学部英文学科卒、フリーアナウンサーの辻本さんに聞きました専門職として仕事をしているお二人に話を聞きました。辻本 瑠美奈さん文学部英文学科2003年3月卒業 Luminous AnnounceSchool 代表―現在仕事は何をされていますか?もともとはNHKキャスターを14年間務めていました。その中で「話し方」をいかに磨くかが大切だと気付き、現在は主に女性に向けて「魅力的な話し方」を教えるお仕事をしています。また、フリーアナウンサーとして、ナレーターやイベントのMCとしても活動しています。―仕事をする上で注意していることは ありますか?言葉を生業としているので、正しく美しい日本語を話すことを心がけていて、日々語彙力なった人とは、今でも仕事上で付き合いがあります。―最後に、高校生に一言お願いします!自分の可能性を狭めずに、色々なことに挑戦してほしいです。また、夢を持っていたら、諦めずに、どうすれば夢に近づけるのかを模索してほしいですね。を高めるために情報収集をしています。言葉は使い方一つで人を勇気づけることも武器になることもあるので気をつけています。―社会人になって変わったことは?たくさんありますね(笑)。やはり、責任感を持つようになりました。自分の発言が全国に向けて発信されるということは、それだけ影響があるということなので、自分の意見に対して責任感を持つようになりましたし、日常から気をつけています。―学生時代の思い出、役に立っていることは?大学では、人種差別や性差別について勉強していました。今でこそ、多様性という言葉は浸透していますが、当時はあまり知られていませんでした。また、特に女性がどうしたら輝けるかということは今でもテーマとしていて、今の仕事にも繋がっています。―大学のおすすめスポットはありますか?よく食堂にいましたね(笑)。食堂で、学年や学科の違う色んな人たちと仲良くなることもありました。それがきっかけで友達に伊藤 正英さん情報科学部 地域情報科学科2002年3月卒業愛知県立大学 情報科学部 講師―現在仕事は何をされていますか?大学の教員として研究をメインに、基礎を教育として還元し、学部運営も行っています。画像を使ったロボット制御を研究していたことからロボカップサッカー小型リーグプロジェクトに携わるようになりました。このシステムでは、フィールド上方に設置されたカメラの画像をもとに、複数の移動ロボットを制御します。―仕事をする上で注意していることは ありますか?仕事の中心である研究、教育、学部運営のバランスに気をつけています。うまくバランスを取りつつ、こつこつと取り組むことが大切だと思います。また、自分の研究分野で生き残るため、世界の関連研究者がどんなことをやっているのか、常に気にするようにしています。では社会や人への気遣いについて学びました。これらは今の自分に生きていると思います。―大学のおすすめスポットはありますか?バレー部に所属していたので体育館にはよく行っていましたね。試験前は図書館にいました。書庫は静かで人が少なかったので集中できて良かったです。学部の演習室は同級生の良い交流の場になっていました。大学の近くだと、図書館通りの北にあるメルスという店がガッツリ食べられるのでよく行きました。―最後に高校生に一言お願いします。自分に限界をつくってしまう人が多いですが、人生はどうなるかわかりません。人との出会いで人生が急激に変わっていくこともあります。限界を決めつけない方がいいじゃないでしょうか。先を見据えるよりは、その時に興味をもったことをつっぱしってやる方が面白いと思います。また、色んな方向へ興味をもって自分の可能性を模索してみてください。―社会人になって変わったことは?そうですね…。責任感が変わったと思います。学生時代は研究のみだったのが、今は教育や学部運営、家族を支えていくための仕事ということで責任を感じています。重要な仕事を同時に並行して進めていくときの時間配分が難しくて、もっとうまくバランスがとれるようになりたいと思っています。―学生時代の思い出、役に立っていることは?学部生の頃はバレー部に所属する一方、居酒屋や塾のバイトをしていました。男子バレーは部員が途切れた状態だったため、周りに声をかけて部員を増やしたり、大会に出られるよう東海学連に交渉しました。バイト※卒業された学科・学部名は当時のものです。

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