愛知県立大学 教育福祉学部 学部案内2018
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18橋本 明 教授● 精神医療史● 精神保健福祉論松宮 朝 准教授● 社会学● 地域社会学● 社会調査法村田 一昭 准教授● 社会福祉学● 子ども家庭福祉諭● 社会的養護吉川 雅博 教授● 社会福祉学● 障害者福祉論山本 かほり 教授● 社会学● 家族社会学● 社会調査法渡邊 かおり 准教授● 社会福祉学● 地域福祉論● ソーシャルワーク論児童福祉から子ども家庭福祉へ従来、子どもの保護を中心に実践されてきた児童福祉は、1994年の子どもの権利条約の批准やウェルフェア(welfare)からウェルビーイング(well-being)へという基本理念の転換に伴って、子どもの権利保障を目的とした新たな児童福祉である“子ども家庭福祉"へと展開がはかられてきています。そこで授業では、虐待や非行、不登校など、現代の子どもの育ちをめぐる状況を踏まえながら、子どもの権利と権利保障に向けた支援の内容を中心に学んでいきます。社会をよみとく現代社会を成立させている仕組みやその根底にある様々な問題をとらえ、分析する視点を養う力を身につけてほしいと願っています。そのために、社会におきている様々な問題を講義でとりあげ、その認識、分析視覚を解説、学生が考えるきっかけをもってほしいと思っています。また、そうした力をつけるために、社会調査の実践の手ほどきもしたいと思っています。障がいは特別ではない専門は障がい者福祉です。担当科目の「障害者福祉論」では、障害関連の法律や障がい者の実態などについて学習しますが、「世界に一つだけの花」の歌詞の内容を実践的に理解することを目標としています。生まれつきの障がい者よりも後天性の障がい者の方が圧倒的に人数は多い。つまり、健常者はだれでも障がい者になるかもしれない。差別や偏見の対象となっている「障がい」を自分の問題としてとらえ、周囲の人たちの障がい者観を変えるような人材になってほしい。身近なテーマとしての地域福祉ボランティア、共同募金、NPO、社会福祉協議会など、地域福祉が取り上げるテーマは私たちの身近なところにみられます。また、昔は数の限られていた駅のエレベーターや多目的トイレ、スロープなど、みんなが使える公共の設備も、地域で暮らしたいと願う人達の働きかけで作られて増えていきました。地域福祉は漠然としているとも言われますが、私たちを取り巻く身近なテーマから学びを深めたいと考えています。身近な関係から「社会」を考えてみる「社会福祉」の中の「社会」とは何か、何を意味するのかと聞かれても、きっと戸惑ってしまうことでしょう。これを大上段に構えてみるのではなく、私たちの身近な関係、たとえば家族や友人との関係を振り返りつつ考えてみてはどうでしょうか。自分の思考や行動のパターンが「社会」の中でどのように作られてきたのか、そしてそれをどのように変えることが出来るのかを再検討する作業を通して、「福祉」の基盤を作る「社会」の可能性を明らかにしたいと思います。社会のなかの精神障害おもに精神障害(者)に関わる授業を担当しています。精神障害の問題は身近なものですが、普段の生活のなかで語られることは少なく、あったとしてもごく控えめに扱われるものではないでしょうか。逆にマスコミなどを通じてなされる、大げさに脚色された精神障害報道にとまどうこともあるでしょう。こうした精神障害に対するわれわれや社会の態度の是非を問う前に、そのような態度の起源を明らかにするような授業を心がけています。

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