愛知県立大学 教育福祉学部 学部案内2019
8/20

07上野 有香子さん吉田 奈央さん荘司真子 さん上村 友太さん中野 圭さん神田 篤志さん教育発達学科卒業生からのメッセージ大学での学びを通して、「教育」や「学校」や「子ども」など(他のどの様なことにでも言えますが)について、「一つの物事に対して一つの考え方」ではなく、「いろんな角度から見ることで違った考え方ができる」ことを学びました。教育発達学科は人数が少ないこともあり、発言しやすい雰囲気で授業を進めてくださる先生方ばかりだったので、みんなでいろんな意見を好き放題に言い合うのがとても楽しかったです。自分一人では無理だったことに気付けたし、違った意見が出るたびに立ち止まって考えることで、物事に対する自分の意識を深めることができました。実際に小学校で働きはじめてから日が浅く、慣れないことも多くあり、「“教発”の4年間で学んだことを生かせるようになるには、まだまだ時間がかかるだろうな…」と思っていますが、「いつか必ず生きてくる!」と思って頑張っています。滋賀県 小学校教諭交流で学んだ多様な視点を現場で生かす私は昔からの「保育士になりたい!」という夢を叶えるために、愛知県立大学の教育発達学科に入学しました。専門的な授業はとても新鮮で、新しい知識が自分の中に増えていくことが嬉しかったです。教育発達学科では、「福祉」の分野についてもしっかり学ぶことができるので、保育所で働く今の私にとっては非常に役に立っています。資格を取るための勉強なので、授業数が多く、実習も複数回あり、大変な時期もありましたが、同じ夢を持つ友達と一緒に学ぶことが楽しくもありました。授業ではグループワークなどがたくさんあり、毎日が刺激的でした。大学4年間でできた友達は今でも本当にかけがえのない存在です。先生方もとても親身になって相談に乗って下さったり、研究室に遊びに行くと快く迎えて下さったりして、「教発」は本当に居心地の良い場所でした。名古屋市 保育士夢を叶えるための豊かな学びと出会い私は幼稚園の教員になりたいと思い、愛知県立大学の教育発達学科に進学しました。1学年40人ほどの少人数の学科であるので、先生方との距離が近く、分からないことや、もっと知りたいと思ったことなど何でも聞きやすく、非常によい学習環境でした。また、学年を超えてのつながりも多く、同じ道に進んだ先輩の話を詳しく聞くことができ、安心して目標に向かえました。授業では、ゲスト講師で来てくださった現場経験のある先生方から貴重な話を聞くことができたり、2回の実習をとおして子どもたちと直接向き合い理解を深めることができたりと、将来に役立つ知識や技術が身につき、今の教員生活を支えてくれています。同じ夢を追いかける仲間たちと、親身に相談に乗ってくださる先生方とともに、笑い合いながら成長できるのが、“教発”の魅力です!名古屋市 幼稚園教諭仲間や先生に支えられて夢に向かう私は市内の小学校で事務の仕事をしています。「事務」と聞くと何やら堅いイメージがあるかもしれませんが、学校運営に必要な物品を購入したり、教職員の福利厚生を扱ったりと、その業務内容は多岐に渡っています。もちろん教員と比較すれば直接子どもたちと関わる機会は少ないですが、学校教育のバックグラウンドを支える職員の一人として、日々仕事に励んでいます。当たり前のことかもしれませんが、学校という教育現場の主役は子どもたちです。したがって事務職員であっても、そのときどきにおける彼らのニーズを理解しようと努めなければならないと私は考えています。また、それを教職員同士で共有することで、子どもたちにとってベストな教育現場を作っていきたいという思いもあります。その点では、在学中に学んだ教育に関する知識やそれに対する自分の考え方が、仕事の中で生かされていると感じる場面は多いです。名古屋市 学校事務事務の視点で教育に切り込む私は現在、子どもたちが一つでも多くの「できた!」という経験を得られるよう、日々の学びを大切にしています。高い専門性が求められる仕事で、まだまだ分からないことが沢山ありますが、今の自分でもできる、「1時間の授業で子どもたちに最も伝えたいことを意識する!」を心がけています。ただ実際には、子どもの気持ちを十分に受け止めることができなかったり、自分の知識や「引き出し」の少なさに悔しさを感じたりすることがほとんどです。しかし、だからこそ、「もっと知りたい!」「もっと自分にできることを増やしたい!」という思いを強く持っています。社会に出てみると、県大の授業で行ったディスカッションや、サークル活動での仲間とのコミュニケーションといった経験が役に立っていると感じます。今の仕事では、自分の意思を相手に伝えたり、相手の思いを受け止めたりする機会が多く、ちょっとした言葉の使い方などで相手に与える印象が大きく違うことを知りました。教師として、人として成長していけるよう、今後も子どもたちと共に学び続けていきたいと思います。県立特別支援学校 教諭子どもたちと共に教師・人として成長する私は、学部生の時から小学校教師になりたいと思っていました。それと同時に、教育実習や日頃の学びを通じて、このまま現場に入っても自分の理想としている「いい教師」にはなれないのではないかという思いもありました。また、卒業論文における研究に関して、自分の中で不十分さを感じていました。そこで、教師として必要な専門性や思考力をより高めたいという思いや、自分の興味のある研究をもっと進めたいという好奇心から大学院進学を決めました。大学院の講義は、学部の講義と異なり3~6人程の少人数で行われるため、毎回の内容が濃厚で、とても充実した学びができているという実感があります。また、研究も多くの先生から指導して頂き、多角的な示唆を得られています。教育現場に入った時、大学院で得た経験、知識を存分に活かして、深く広い視野で子どものたちの日々の成長や豊かな発達を支えていきたいと考えています。愛知県立大学大学院人間発達学研究科博士前期課程深く広い視野を持った教師に

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る