愛知県立大学 大学案内 2022
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 愛知県立大学では、国際交流室が2011年に設置され、多彩な国際教育プログラムを国内外の多くの学生に安定的・継続的に提供してきましたが、本学の国際交流活動を一層活発化させるため、2020年、これを国際戦略室と留学支援室に分離し、各学部・研究科やグローバル実践教育推進室、さらに事務組織と連携しながら、その取り組みを進めています。留学支援室のスタッフは、室長、専任職員の体制で、海外協定校のパンフレット、日本留学・海外留学情報、奨学金案内などを用意し、専門のスタッフが様々な国籍の学生の修学上・留学生活上の相談にのるなど、日々学生のニーズに応えています。留学支援室 | 国際戦略室長期留学(留学体験談) 私はアメリカのニューヨーク州立大学フレドニア校に感染症の影響で早期帰国しましたが7ヶ月間交換留学生として派遣していただきました。フレドニアは冬に雪が結構降り、寒い気候ではありましたが室内は暖房設備が充実しているので寮内では半袖で過ごすことができました。授業ではアメリカの政治とコミュニケーション学に対して興味があったのでコミュニケーション専攻としてそういった授業をメインに取っていました。 留学において私が最も経験したかったのは旅行で行くのではなく、実際にそこに住んで現地の友人と交友を深めることで、いかに自分自身を現地の生活に近づけることができるかということでした。結果として、現地の友人とほぼ毎日時間を過ごし、長期休暇の際も友人の家に滞在させてもらい、アメリカの文化そのものや、生活そのものを自分が現地人になったと言えるほどの距離感で感じることができ、日本では経験できないことをたくさん経験できました。皆さんも積極的に留学する機会があれば動いてみてください。今井勇吾さん外国語学部英米学科現地に馴染んだ留学生活ショートプログラム(留学体験談) 私は、一年生の夏休みにフランスのグルノーブルで1ヶ月間の短期留学をしました。フランス語を勉強し始めてから半年もたたない時期で、お世辞にもフランス語を話せるとは言えない状態でしたが、一緒にプログラムに参加した同じクラスの友人や、学校の先輩方、他校からの参加者など、多くの人に助けてもらいながら楽しむことができました。学校では、語学習得レベルに合わせてクラスが分けられ、丁寧な指導を受けることができ、自分のペースでしっかりと学習に取り組むことができました。また、教室や寮には他国からの学習者も多く、とても刺激的な毎日を送ることができました。現地で生のフランス語に触れて学習できたことが、その後のフランス語学習のモチベーションに繋がっていると思います。勇気を出して参加してよかったと心から思います。日比野愛柚さん外国語学部ヨーロッパ学科フランス語圏専攻未熟だった私が、勇気を出して手に入れた宝物 私はスペインのアリカンテ大学に10ヶ月間留学しました。コロナの影響で約半年で帰国を余儀なくされましたが、その後もオンライン授業を日本で継続することができました。スペイン語圏専攻として語学力の向上はもちろん、実際に現地の生活文化・社会に身を置いて大学の授業では得られない知識を学ぶために留学を決めました。初めての海外生活でとても不安がありましたが、気候が良く、比較的良い治安と現地の人の温かい人柄で安心して過ごせました。充実した毎日を送ることができたのは、特に現地で知り合った人たちのおかげだと思っています。例えばホストファミリーにはお祭りやお誕生日会などのイベントに参加させてもらい、パーティーが大好きで家族想いな日常が見られたり、友達には家探しなどピンチな時に助けてもらったりしました。また日本の事が好きな人が思っていたより多くよく交流会をしました。実際に生活すると、日本とスペインの良し悪しが浮き彫りとなってこれからを見つめ直すきっかけとなり、この経験を糧に強い気持ちで何事も挑戦しようと思います。渡邉愛子さん外国語学部ヨーロッパ学科 スペイン語圏専攻たくさんの出会いから生まれる貴重な経験61AICHI PREFECTURAL UNIVERSITY 2022

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