愛知県立大学 大学案内 2022
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 愛県大に入学直後の1年生前期に、他学部生とともに履修する必修科目です。この科目のねらいは、まず、教養教育の「学びの意識化」です。15回の授業を通して、教養教育を構成する4つの科目群では、いったい何を目的とし、どのようなことが学べるのかを示した、教養教育全体を見渡せる内容となっています。なんとなくではなく、意識的に教養教育を履修します。 もう一つのねらいは「多文化社会への備え」です。座学だけでなく、この科目の特徴である他学部生とのグループワークやディスカッションを通して、多様な視点や考え方の存在に気づき、多文化を受け入れる土壌を育むとともに、多文化との共生に求められる知識や態度を養います。普段は会う機会が少ない他学部生と入学後初めて行う協働ですので、うまくいかないこともあるでしょう。しかしながら、そこに発見があり、その発見がさらなる成長につながるはずです。 大学入学直後のこの時期だからこそ、この授業を通して、多様な背景を持つ人々とともに学ぶ、そして、生きるとはいかなることか、また、将来を見据えつつ、大学で何をどのように学びたいかについて、じっくり考えてみてください。多文化社会への招待特徴的な科目1In Global Vision Talks, each week in `Eigo Renzoku Seminar' speakers from outside the university visit the class and give presentations in English about a wide variety of interesting topics. You may listen to a Rakugo performance in English or the latest scientic ndings. 「Global Vision Talks」では、毎週学外からスピーカを招き、英語で様々な興味深いトピックを紹介してもらいます。英語で「落語」を聞いたり、科学の最先端のことなどを知ることができます。In `Japan Seen from Outside', students use English to discuss important issues about life in Japan and how Japan is seen on the global stage. Topics include, for example, entertainment and popular culture, the Olympics and the Rugby World Cup, omotenashi, uniformity, international relations and immigra-tion. Students from different departments and various coun-tries participate in the course, so there are many opportunties to exchange opinions and ideas with classmates from many backgrounds. 「Japan Seen from Outside」では、英語で日本の生活やグローバルな舞台における日本のイメージなどについて話し合います。例えば、「エンターテイメントとポップ・カルチャー」、「オリンピックとラグビー・ワールドカップ」、「おもてなし」、「同一性」、「国際関係と移民」などを取り上げます。このクラスでは、学部の異なる学生や留学生の参加があるので、多様な背景を持つクラスメートと意見や考えを交換できる機会がたくさんあります。 「比較文化社会」は、世界各地からの留学生と愛県大生が互いの文化を紹介・比較しあいながら多言語・多文化の現代世界を体感しつつ、共同してグローバル新時代像を描くよう試みる、交流型実践の科目です。留学生との科目特徴的な科目2愛知県立大学のマナビ06

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