秋田県立大学 生物資源科学部 生物生産科学科
4/8

研究室の研究分野と内容重金属汚染圃場におけるCd吸収抑制資材の施用試験生ごみの堆肥化による農地還元リンドウのウイルス病イネいもち病キュウリホモプシス根腐病植物ホルモンによる中茎の伸長研究成果が企業によって実用化され全国で販売されている「腎臓病患者のための低カリウムレタス」冠水下におけるイネの抵抗性機構の解明形質転換イネ重金属のカドミウムの輸送体の遺伝子を導入したカルスから形質転換イネを再生させている積雪のストレスに強いコムギの探索対照植物ホルモンPythium属菌の卵胞子雪解け後の小麦の様子低温でもイネを生長させる遺伝子の探索「あきたこまち」(弱)低温条件下での成長力「Maratelli」(強)植物生産基礎グループ植物栄養研究室植物生産基礎グループ植物保護研究室植物生産基礎グループ植物生態生理研究室植物遺伝・育種グループ植物遺伝・育種研究室環境に対する植物の反応から持続的で安定した資源植物生産を目指す! 植物が、低温、乾燥、冠水、根圏の塩類などのストレスにどのように反応し適応しているかを研究しています。その知見により、イネ・ダイズなど水田作物ではより安定・省力的に、野菜など園芸作物ではより高い機能性を付与して、生産する技術の開発を目指します。生態系を尊重し、「安心と安全」に応える植物保護を求めて! 植物を病気から守る、安全で環境に優しい方法について研究しています。特に、病原菌やウイルスの発生生態を主に分子レベルで追跡することにより、より効果的、効率的な防除技術の開発を目指しています。新しい技術を利用して、よりよい品種を作り出す 新たな植物の開発を目指して、植物の様々な機能に関わる遺伝子の探索やゲノム解読、品種改良技術の開発の研究を行っています。◎研究キーワード●植物病理・医科学●植物病原糸状菌・卵菌●植物ウイルス・ウイロイド●土壌伝染病●植物保護◎応用・展開●分子生態を活用した伝染環の解明●植物病害の臨床診断●土壌・植物地下部における微生物相のDNA診断●生物・物理的防除による病害制御◎研究キーワード●植物のゲノム解読●遺伝子の機能解明●遺伝子操作●品種改良●伝統野菜◎応用・展開●植物の成長、生殖機構の解明●植物の環境適応機構の解明●イネ・リンゴのゲノム育種法の確立●重金属汚染浄化植物の育成植物と土をつなぐ元素の動きを研究しています 植物は土から水とともに必要な養分を吸収して生育します。しかし、植物は必要な元素のほかに間違ってカドミウムなどの有害な元素も取り込んでしまいます。この間違い吸収を抑えたり、逆に利用して土から有害な元素を除いたりする技術を開発しています。またありあまる有機性廃棄物を循環させていい作物をつくるため、微生物や堆肥の研究もしています。ポジトロンイメージングで植物のからだのカドミウムの動きを見る◎研究キーワード●有機性廃棄物●有害元素(カドミウム、セシウム)●アミノ酸●カリウム吸収◎応用・展開●より安全な農産物●食味重視の施肥●新しい窒素吸収●地域の有機物循環◎研究キーワード●イネの直播栽培●水耕栽培での野菜の機能性向上●イネの冠水抵抗性●根系形成の生理学◎応用・展開●イネの省力・低コスト化●米利用の多様化●高付加価値・機能性野菜の実用化●開発途上国でのイネ生産の向上3

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る