秋田県立大学広報誌 イスナ VOL.26
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EAファーマ株式会社ホクレン農業協同組合連合会システム科学技術研究科生物資源科学研究科Graduate School of Systems Science and TechnologyGraduate School of Bioresource Sciences社会貢献度の高さから製薬業界を選びました。人とその家族の気持ちに寄り添い、思いや苦しみを理解しようという理念やメーカーとして、ものづくりだけでなく、病気を持つ人の気持ちの部分からケアする姿勢に強く惹かれ、EAファーマを志望しました。購買事業・販売事業によって組合員の所得増大と生産力拡大を図り、北海道の農業を発展させ、安全で安心できるホクレンブランドの農産物を日本全国の消費者のもとに届けたいと考え志望しました。○大学院では、どんな研究に取り組みましたか?哺乳動物において最初に起こる細胞分化のメカニズムを解明することを大きなテーマとし、私の所属する研究室において新規に発見された「EGAM1ホメオタンパク質群」の機能解析を修士論文の研究として取り組みました。ES細胞などの幹細胞を研究に用いました。○6年間で一番印象に残っていることは?「竿燈会」サークルに所属し、人と人との繋がりや人の大切さ、本気で物事に取り組むことの楽しさを学びました。竿燈の活動を通し、かけがえのない仲間に出会いたくさんの貴重な経験をさせていただきました。私の人生を大きく変え、人として成長することができたと実感しています。○県立大の良いところは?先生方や事務局の方々のご指導、サポートが本当に手厚いです。ここまで親身になって手を貸してくれる大学はなかなかないのではないかと思います。研究を指導してくださった小林正之先生はもちろん、他の先生方も親身に相談にのっていただきました。とても温かい大学です。○今後の目標・将来の夢は?まずは自分がこれから行っていく仕事にしっかりと取り組んでいきたいと思います。比較的新しい会社なので、しっかり会社を支える人材になれるよう頑張ります。将来は、仕事もプライベートも両立させ、たくさんの経験をして充実した実りある人生にしたいと思います。○大学院では、どんな研究に取り組みましたか?ダイズの収量低下の要因の一つであるダイズ黒根腐病の発生に対して、微生物の力を利用した生物学的防除法によって抑えることができないか、圃場試験を中心に研究しました。そして、微生物の力を利用することでダイズ黒根腐病の発生を抑制できることを明らかにしました。○6年間で一番印象に残っていること、エピソードは?学部4年次に初めて参加した学会で優秀ポスター賞を受賞したことです。学部2年次に実施した学生自主研究の内容を、初参加の学会でポスター発表しました。その時に、数多くの研究者からいただいた助言はその後の研究に役立ちましたし、賞を受賞したことで、研究へのモチベーションが一層高まりました。○県立大の良いところは?県立大は、自分の興味ある分野やテーマに没頭して研究できる大学です。現場(フィールド)が近く、実験機器も充実していて最高の研究環境です。私が最もおススメしたいのは、「学生自主研究」です。学部1・2年生から自分が興味や関心を持ったことを、先生のサポートで研究できます。私は学生自主研究をきっかけに、卒業論文研究や修士学位論文研究まで、同じテーマを継続して研究しました。○今後の目標・将来の夢は?北海道の農業の発展に貢献したいです。私が学んだ肥料学や土壌学に関する専門知識を使い、それぞれの生産者に合った肥料を提案したり、最適な土壌管理を指導したりして、農産物の生産量を向上させ、生産者の所得向上に繋げたいです。そして、日本の食料基地である北海道の農業を変えていきたいです。桜岡 みづきさん (サクラオカ ミヅキ)茨城県/水戸桜ノ牧高等学校鶴見 拓哉さん (ツルミ タクヤ)栃木県/石橋高等学校生物資源 科学専攻生物資源 科学専攻就職内定先就職内定先イ修ビン了ュタ生ー08

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