秋田県立大学 大学案内 2020
52/100

DEPARTMENT OF BIOTECHNOLOGY応用生物科学科『生命』と『食』分野の課題を科学の力で解決する知的エキスパートの育成を目指しますMY NEXT VISION植物・食品醸造・細胞生物・微生物など幅広い分野を学べることが魅力です 入学して直ぐに研究できる学生自主研究制度や就職支援が手厚いことを知り秋田県立大学を志望しました。応用生物科学科は、植物・食品醸造・細胞生物・微生物など幅広い分野を学べることが魅力です。授業では2年次に学生一人ひとりが清酒を仕込み、3年次に分析し官能評価を行った「応用生物科学実験」が特に印象に残っています。また、お酒に更に興味を持ち、県大オリジナル日本酒「究(きわむ)」を造るサークル代表も務めました。酒米の収穫、酒質設計、ボトルデザイン決定、酒蔵での仕込みなど一連の作業を経験しました。 現在、様々なカフェイン含量を示す原種コーヒーを研究することで、Coffea属がどのようにしてカフェインを合成する能力を獲得し発展させてきたのか、その分子進化を探っています。近年、カフェインレスコーヒーの需要は高まっていますが、コストが高いうえ、製造段階で味・香りの品質が低下する欠点があります。将来は、研究職に就いて、美味しいカフェインレスコーヒーの開発など、生活に役立ち、生活を豊かにする製品を開発し、世の中に新しい知見をどんどん発信していきたいと思います。大学院・生物資源科学研究科 生物資源科学専攻[1年]平成30年度 応用生物科学科卒業國久 葉月 さん KUNIHISA Hazuki 宮城県/聖ウルスラ学院英智高校出身PICKUP授業応用生物科学実験2年次からは、細胞生物学、微生物学、醸造学の酒類生産技術、分子生物学に関する幅広い分野の実験・実習を行ないます。医療・製薬・食品産業で働く上で重要な実験技術と知識を身に付けることができます。本学科では動物・微生物・植物と幅広い生物の生命現象の解明と、秋田県に特有な素材の有効利用に関する研究によって得られた成果を、産業や医療に役立てることを目指しています。本学科における教育の目標は、ライフサイエンス・食品・醸造産業における研究者や技術者を育成することです。動物・微生物・植物の遺伝子や遺伝子操作技術、清酒造りや食品開発に興味がある、研究者や技術者になりたいとあこがれる皆さん、応用生物科学科で私たちと一緒に学びませんか。カリキュラムの特長■ 生物資源の高度利用に関わる基礎の確立と応用分野への展開を学修■ バイオテクノロジーの各分野を学修■ 植物、動物、微生物と広範な生物を対象とした実験実習■ 高度な分析機器の取り扱いを学修■ 食品衛生管理者資格を取得可能な科目群の設定50

元のページ  ../index.html#52

このブックを見る