秋田県立大学 大学案内 2020
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DEPARTMENT OF BIOLOGICAL PRODUCTION生物生産科学科植物バイオテクノロジーで新バイオ産業の振興と地球の持続的発展をMY NEXT VISION学長や教職員と距離が近くやりたいことを全力でやることができる大学 少人数教育による質の高い教育体制が整っていることに魅力を感じ秋田県立大学を志望しました。学長や教職員と距離が近く学生一人一人の個性を尊重しやりたいことを全力でやることができる大学なので、のびのびと学ぶことができます。生物生産科学科は、演習やイベントが多いことが魅力です。2年次の「生物生産科学実習」では、圃場で多種類の野菜を育て、実習の最後に収穫した野菜を調理して振る舞う「収穫祭」を開いたり、学園祭で出店したり、みんなで協力しながら作業を進め成し遂げることが新鮮で面白いです。生産から消費まで食の一連を体験できたことや、植物を育てるために一番基礎となる栄養について学び、卒業研究に向けて大変良い刺激となりました。 私は現在、学部時代の研究を深め、「籾殻のバイオマス燃料としての利用」について研究しています。籾殻の熱利用や燃焼灰の農業利用の実用化に貢献できるよう、日々研究に励みたいと思います。大学院・生物資源科学研究科 生物資源科学専攻[1年]平成30年度 生物生産科学科卒業河端 美玖 さん KAWABATA Miku 青森県/八戸西高校出身生物生産科学実習FacebookPICKUP授業生物生産科学実習2年次から生物生産科学実習(圃場実習)が始まります。実験圃場を使って様々な作物の栽培方法を学びます。実習の最後には収穫した野菜を調理して振る舞う「収穫祭」が行われます。カリキュラムの特長■ 植物特有の生命の営みを理解するために必要な総合的な基礎学習■ 圃場実習や研究室専門実験・演習などの実践的な教育■ 植物バイオテクノロジーを利用するための先端的な教育 カリキュラムは、植物の生物学的特徴に関する科目に始まり、植物生理、植物栽培、植物と環境の関わり、そして植物の病気に関する科目など、基礎から応用分野まで、植物生産に関する研究を行う上で必要な全ての知識を得られる構成となっています。植物は進化の過程で太陽エネルギーを利用し環境に適応した独自の育成システムを完成させ、地球上の生物を支えています。人類は食料・食品のほか建築資材や衣類など生活上必要な素材の多くを植物に依存しています。石油に代わる資源として改めて植物が合成する化合物が注目され、植物からアルコールやプラスチックなどが生産されています。これは環境保全を意識した資源のリサイクル化という現代社会ニーズとも一致しています。本学科では、植物の能力を科学的に理解し、バイオテクノロジーにより優れた機能を引出すことにより、植物生産に関する新しい産業の振興・発展に寄与できる人材を育成します。54

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