秋田県立大学 大学案内 2020
60/100

DEPARTMENT OF BIOLOGICAL ENVIRONMENT生物環境科学科ふるさとの自然環境から地球環境までを見つめるフィールドに密着した科学MY NEXT VISIONフィールドワークが充実していて大気・川・海・湖・土壌・森林と幅広い分野について学べます 自然豊かな秋田県で生物について学ぶため秋田県立大学を志望しました。松林に囲まれたこのキャンパスはとても魅力的です。生物環境科学科は、フィールドワークが充実していて、大気・川・海・湖・土壌・森林と幅広い分野について学べます。「生物環境科学実習」の授業などで実際にフィールドに足を運び、調査対象を間近で観察することで、研究課題の発見にもつながります。また、2年次に行った「学生自主研究」では、秋田県の“昆虫食”の実体と普及の可能性を探り、東京のイベントに参加したり企業にヒアリング調査を行ったり研究の面白さを実感しました。また、資料のまとめ方や論文の書き方といった、卒業研究につながる重要な基礎も学ぶことができました。 私は現在、生物による採食を回避するため、トゲをつけたり毒となる化学物質を含んで防御している植物種と増えすぎて問題になっているニホンジカの被害対策に繋がる研究に取り組んでいます。将来は、大学での研究やフィールドワーク、環境調査の経験を活かし、環境コンサルタントの仕事に就き環境保全などに貢献したいと思います。生物資源科学部 生物環境科学科[4年]鈴木 虎太郎 さん SUZUKI Kotaro 岩手県/大船渡高校出身昨年行った世界遺産白神山でのフィールドワークの様子PICKUP授業生物環境科学実習2年次から本格的に生物環境科学実習(フィールドワーク)が始まります。秋田県の多様な自然環境や生物資源を教材にしながら、実験室での作業とフィールドワークの手法をバランスよく修得することができます。本学科では、私たちの生活に身近な地域から地球規模まで広がる自然環境や生物資源に関わる問題をフィールドに密着しながら発見し、人間生活への生物資源の活用と保全、自然環境の修復と再生などに関する教育・研究を行っています。生物学・化学・環境科学などの基礎を学んだ学生は、4つの研究グループ(陸域生物圏、環境管理修復、地域計画、基礎生命科学)のいずれかに進み、秋田の山から海までさまざまな生態系を教材としながら、学科内外の異なる専門分野の研究者や地域の人々と手を携えて、人間と生物資源をとりまく環境問題の解決や環境と調和した生物資源の効果的利用に貢献します。カリキュラムの特長■ 自然環境と共生できる技術や社会システムとは何かを問いかける■ 化学、生物学、社会科学の3つを柱とした基礎学力の向上■ 「自然や社会に学ぶ」を合言葉としたさまざまなフィール   ドワークの実践■ 自然の仕組みや多面的な環境保全機能の学修■ 資源循環型の環境修復技術などの学修■ 農業・農村における地域計画手法の習得58

元のページ  ../index.html#60

このブックを見る