秋田県立大学 大学案内 2021
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★この研究を選んだ理由と目的を教えてください 農家さんが主催するコットンワークショップで綿花に出合い興味を持ちました。温暖地域が原産の綿花を、秋田県のような寒冷地で育てるための有効な栽培方法を確立することを目的に研究を始めました。★学生自主研究の良いところを教えてください 農家さんに出会ったり、コットンワークショップに参加して綿や綿花の存在がどれくらい一般の方々に知られているのかを実感したりすることができました。授業以外にも様々な体験ができました。★学生自主研究で得たものは何ですか? 私たちが着る服の多くは綿が含まれており、とても身近であるにも関わらず、綿花の生態は知りませんでした。研究で綿花を栽培し、成長過程や花の形態、品種によって様々な違いがあることが分かりました。夏休みは灌水や計測作業が重なり管理が大変でしたが、たくさんの綿花を収穫できました。[研究テーマ] 果樹の新品種育成と秋田県の郷土作物の発掘果樹の育種、特にリンゴを中心に新しい品種を創り出す研究をしています。育種の方法として、通常の交雑育種法ではなく、イオンビーム照射による突然変異育種法の開発を目指しています。また、地域に根ざした郷土作物「伝統野菜」の研究もしています。秋田県内には、山内ニンジンや三関せりなど多くの郷土作物がありますが、生産者が減っている現状もあります。先人によって育まれてきた伝統野菜を継承し、秋田県の郷土作物に付加価値を付ける活動もしています。秋田における綿花栽培法の確立[指導教員の紹介] 指導教員がきめ細かく研究をサポート生物資源科学部 生物生産科学科3年 黒田 日菜(群馬県/桐生高校出身)3年 細田 瑠花(秋田県/金足農業高校出身)学生自主研究レポート生物資源科学部糸つむぎチーム名PICKUP櫻井 健二准教授(生物生産科学科)21Akita Prefectural University 2021

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