⼤学院⽣をサポートする様々な 教育制度 ⼤学院⽣が、学部⽣の実験・実習の教育補助を⾏うのに対し⼿当を⽀給する制度です。将来の研究者などになるためのトレーニングの場であり、経済的⽀援にもなっています。ティーチングアシスタント(TA) ⼤学院⽣が、教員の研究補助を⾏うのに対し給料を⽀給する制度です。研究者としての素養を⾝につける場であり、経済的⽀援にもなっています。リサーチアシスタント(RA) 学部1・2年⽣が⾏う「学⽣⾃主研究」の実験や様々なサポートを⾏うのに対し⼿当を⽀給する制度です。学⽣⾃主研究学⽣⽀援スタッフ 第⼀種奨学⾦の貸与を受けた⼤学院⽣が、在学中に特に優れた業績を挙げた者として認定された場合、所属課程で貸与を受けた第⼀種奨学⾦の全額⼜は半額の返還が免除される制度です。⽇本学⽣⽀援機構奨学⾦返還免除制度鶴見 拓哉 さん TSURUMI Takuya大学院・⽣物資源科学専攻 2年 土壌環境学研究室栃木県/石橋高校出身 ダイズの収量低下の要因の一つであるダイズ黒根腐病の発生に対して、微生物の力を利用した生物学的防除法によって抑えることができないか、圃場試験を中心に研究しました。私の研究は学部2年次に学生自主研究で出会った研究テーマで、その後の卒業論文研究や修士学位論文研究でも深く追求しました。その結果、微生物の力を利用することでダイズ黒根腐病の発生を抑制できることを明らかにすることができました。 私の研究を支えたのは、現場(フィールド)がすぐ近くにあり、実験機器も充実している最高の研究環境と、何といっても、いつもマンツーマンで研究をサポートしていただいた先生方のお陰です。将来は、秋田県立大学の6年間で学んだ肥料学や土壌学に関する専門知識を駆使し、それぞれの生産者に合った肥料を提案したり、最適な土壌管理を指導したりして、農産物の生産量を向上させ、生産者の所得向上に繋げたいです。そして、日本の食料基地である北海道の農業を支え、北海道農業の発展に貢献したいです。STUDENT VOICEBacillus属細菌資材がダイズの土壌伝染性病害へ及ぼす影響博士前期課程 環境中の電波からエネルギーを獲得する、電波発電向けの半導体集積回路について研究しました。近年流行っているIoTデバイス(各種センサーやウェアラブル機器など)の電源に電波発電を利用することで、電池が不要となり、電池廃棄による環境汚染や電池交換のコストなどの問題解決に繋がります。 在学中最も印象的だったのは、台湾の国際会議で口頭発表を行ったことです。発表はまだまだ課題が残るものとなってしまいましたが、発表に向けた英会話の練習は自分にとって大事な資産となりました。空き時間には夜市や博物館に行ったり、マンゴーかき氷を食べたりし、とても良い経験となった国際会議でした。また、研究で行き詰まった際は、納得いくまで先生と議論しました。議論を深めることで研究内容だけでなく、研究に対する取り組み方や考え方を学ぶことができ、技術者としての成長につながったと思います。 最近筋トレにハマっていて、今後はマッチョになることも目標です。仕事と筋トレで充実した社会人生活を送りたいです。STUDENT VOICE環境電波発電向け半導体集積回路の研究博士前期課程宇佐美 蓮 さん USAMI Ren大学院・電子情報システム学専攻 2年 電子材料・物性工学研究室秋田県/新屋高校出身内定先 ミネベアミツミ株式会社内定先 ホクレン農業協同組合連合会95Akita Prefectural University 2021
元のページ ../index.html#97