秋田大学での学びが、現在どのように生かされていますか。 まさか僕が卒業後に大学に文章を投稿することになろうとは信じられません。僕は2015年卒業で、東京の聖路加国際病院で外科医をしています。さて、今回は秋田大学に入学してよかったことを2つ書きます。 まず「出会い」です。僕はすべての学年で毎年留年の危機にさらされ、尾野教授にはよく呼び出されお話しました。そんな僕を、久場教授は面白いと思ってくださったのか、レベルの高い基礎実験のお手伝いに使っていただき刺激を受けました。河谷教授にも暖かく見守っていただきました。部活の先輩の高橋和之先生には学年は違えど、旅行や温泉と公私とも仲良くしていただきました。総合診療・検査診断学講座の植木重治准教授の元、長谷川諒君、渡部健君と仲良くなり卒業、そして、国家試験を乗り切りました。長谷川諒先生とは今、聖路加国際病院で一緒に働いています。 次に「自由」です。秋田大学は、今どうかわかりませんが、学生に自由を与える大学です。自由はつまり自己責任であると換言できます。大学を出てから他大学の先生と話し、勉強の仕方から懇切丁寧に教える私立大学もあると知りました。周りを見て合わせ、画一的に生きるより、自分の理想に近づくよう頑張れる環境を提供してくれる秋田大学こそ今の時代に必要だと感じます。 現在、僕があるのは秋田での自由な学生生活が基礎にあり、出会いに恵まれたからだと感謝しています。将来、まとめて1000倍の恩返しをしたいほどです。学生時代の口癖は「本試験は模試、追試が本番で、1回で受かればOK」と大風呂敷を広げておりました。それは今も変わりません。今の夢は「空飛ぶ手術室」で、自分で患者さんのところに飛んで行き手術する、そんな外科医になることであります。こういう外科医は秋田で将来求められるようになるはずです。秋田大学を希望している高校生（受験生）にメッセージをお願いします。 最後に申し上げたいことがあります。以前、学生連絡会で長谷川仁志教授に聞かれたことがあります。秋田大学をトップレベルの大学にするにはどうしたら良いか？今その答えを持っています。それは卒業生が、そして今秋田大学で働かれている人が自信を持ち、生き生きしていることであると考えます。大学の価値は入学時点の学力に関係ありません。ハーバード大学が一流であるのはそこで働く人が世界一と自信を持ち生き生きしているからではないでしょうか。現代社会において10年で様々なことが変わります。今後10年で秋田大学が世界をリードする大学になるかどうか、それは卒業生・現役の大学職員の双肩に掛かっていると言えます。その自負を持って頑張っていこうと思います！Make it possible with your dream !!Q.将来の夢は何ですか。 理学療法士です。Q.所属学部の魅力を教えてください。 医学科、看護学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻からなる学部で、自分の専攻だけでなく医療の幅広い分野の学習ができます。Q.秋田大学を選んだ理由、大学の勉強でやりたいことを教えてください。 私の所属する理学療法学専攻では、1年次から御献体の解剖実習があり、学んだ知識を実際に目で見て触って確かめることが出来ます。解剖実習がある大学はそう多くないので、とても貴重な経験をさせて頂きました。 また、1学年20人弱なので、同学年だけでなく先輩後輩との繋がりが強いことも特徴だと思います。みんなで考えを話し合ったりしながらともに学んでいます。 3年次になり、今まで習ってきた内容をより深く学んでいく事になります。実技・講義ともに時間を大切にして、確かな知識と技術のある理学療法士を目指していきます。夢に向かって頑張る在校生と、社会で活躍する卒業生。西本 さくらさん医学部保健学科理学療法学専攻３年次北海道 小樽潮陵高校出身 卒業生在校生菊池 悠太さん聖路加国際病院 勤務［外科医］医学部 医学科2015年卒業卒業生在校生一週間の授業スケジュール（例） ※3年次第1クオーターの授業スケジュール月火水木金1時限理学療法学セミナー運動療法学実習小児臨床運動学実習義肢装具学2時限運動療法学実習小児理学療法学実習義肢装具学神経系障害理学療法学Ⅰ3時限内部障害理学療法学臨床運動学生活環境支援学筋骨格系理学療法学4時限生活環境支援学筋骨格系理学療法学5時限医学部右が菊池さん、左が長谷川さん19
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