秋田大学 教育文化学部 学部案内 2024
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22TSUTSUMIYuya学校教育課程/特別支援教育コース令和3年度卒業地域文化学科/地域社会コース令和3年度卒業厚生労働省東北厚生局千田 朝香CHIDAAsaka 私が今厚生局で働いているということを大学一年生の私が聞いたら、きっと驚くと思います。大学入学当初は考えもしなかった就職先を選んだ私ですが、社会人1年目を終えた今、自分の選択に後悔はありません。 私は公務員講座と民間企業の就職活動を並行して行っていました。試験まで時間が限られている中、どちらも中途半端になってしまったらどうしよう、と常に不安でいっぱいでした。ですが、両者の業務説明会やインターンシップに積極的に参加することによって、漠然としていた将来の理想像が、段々と明確になっていき、志望度に合わせて就職活動の優先順位を決められるようになりました。志望度が低いところの試験や面接を受けに行くのは時間の無駄に思うかもしれませんが、その経験が本命の試験で必ず役立ちます。そして何よりも、時間を惜しまずに挑戦してみたからこそ、後悔のないベストな選択が出来たのだと思っています。 皆さんも就職活動を始めると、選択をしなければならない場面がいくつも出てくるはずです。そんな時により良い選択が出来るよう、自分で選択肢を狭めずに広い視野を持って挑戦してみることを大切にしてほしいです。自分がやりたい仕事を見つけるのは難しいことだと思いますが、大学生活を目一杯楽しむ中で、徐々に見つけていってください。応援しています。 私は、今年度の4月から群馬県の特別支援学校で働いています。まだ慣れていないことやわからないことがありますが、職場の先生方に丁寧に優しくご指導いただいたり、元気でかわいい子ども達に癒されたりしながら充実した日々を過ごしています。 私の教員採用試験に向けた勉強は、決して楽なものではありませんでしたが、同じコースの仲間のおかげで乗り切ることができました。一緒に面接練習をしたり、問題を出し合ったり、時に愚痴を言い合ったりと試験勉強期間の友人の存在は大きなものでした。 また、机上の学習だけではなく、様々な学外での経験が教員採用試験や今の教員生活で生かされたと感じています。私は、複数のボランティアサークルに所属しており、様々な活動を行っていました。そこで出会った方々との関わりややり取り、活動を通じて特別支援教育についての知識を増やしたり、自分の視野を広げたりすることができました。 就職活動は楽しいことばかりではなく、大変なこと、うまく行かないこともあると思います。そんな時は、これまでの経験を思い出してください。楽しかったこと、辛かったこと、これまで味わってきたことすべてが今の自分を創り、力になってくれると思います。充実した大学生活を送ることができるよう願っています。 入社して一年が経ちました。今は、保険についての専門的な知識を習得しながら、日々の業務に励んでいます。 私は、「生まれ育った秋田で働いて、人々に貢献したい」という軸を持ち、就職活動に取り組んでいました。 人と関わる機会が減ってしまったコロナ禍では、客観的な視点が不足してしまいがちでした。インターンシップや面接を通じ、就活生や企業の方など、様々な人と交流するなかで、自分への理解をより深めることができました。 不採用が続き、先行きが見通せない不安でいっぱいになることもありましたが、とにかく行動し続けることで、充実した就職活動ができたのだと思います。 納得感のある就職活動ができたことは、社会人として働く上での原動力となっています。実際に働いてみて、就職はゴールではなく、人生における一つの地点であると感じます。社会人となった今でも、めまぐるしく変化する環境を捉えようとするとき、学生時代の学びが役立つことがあります。 自分の興味について、考えをじっくりと深めたり、経験を積むことができるのは、学生の強みだと思います。時には立ち止まりながらも、自分で歩んできた時間は、その後の人生で大いに役立ってくれます。地域文化学科/国際文化コース令和3年度卒業群馬県立特別支援学校教諭堤 祐也第一生命保険株式会社石井 亜美ISHIIAmi教育文化学部 卒業生の就 職 体 験 談悔いのない選択をするために過去の経験が今の、未来の自分を創る。自分の興味をじっくりと深める学生生活を

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