1968年に設置された愛媛大学法文学部は、文系の総合学部として、社会科学から人文学まで幅広く学べる場を提供してきました。2016年の学部改組に際しては、「人文社会諸科学の知識を基盤とした幅広い教養と実践的能力(実践知)を有する、汎用的能力の高いグローバル人材を育成する」ことを目標に掲げ、これに対応するためのカリキュラムを整備しました。現代社会のグローバル化は、この先も止まることなく進んでいくことでしょう。皆さんは、否応なしにそのような社会で暮らしていくことになります。そこでは、日本を含む世界における多様な社会と文化のあり方を理解することが求められるのは当然ですが、社会がグローバル化するからこそ、自分たちの暮らす地域に対する理解が不可欠となるはずです。「地球規模の視野で考え、地域の視点で行動する(Think globally, act locally)」というグローカル・マインド(glocal mind)を法文学部は大切にしたいと考えています。皆さんが、法文学部での学生生活を通じて、幅広い知識を学び、それを実践に活かせる行動力を身につけることで、自分自身の可能性を最大限引き出してくれることを期待しています。法文学部長 井口 秀作生きた社会をつくる人間生きた文化をつくる人間
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