福井県立大学 CAMPUS GUIDE 2024
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ni海洋生物資資源源学学部部部部■ 水産物の加工販売や水産ビジネスの分野 食品会社、水産加工会社、流通、商社、水産物販売、観光業、起業■ 情報・環境・コンサルタントに関連する分野■ 水産増養殖に関連する技術開発・研究の分野■ 水産分野に関する政策立案・教育指導・国際貢献の分野■ 大学院への進学terviewインタビュー先端増養殖科学科 農作物などに比べて品種改良が遅れている魚類養殖。魚類の繁殖、性分化、免疫についての幅広い研究を基礎として、TILLING法(植物で開発された、突然変異を誘発する品種改良技術)やゲノム編集を養殖魚の品種改良に導入し、高成長なトラフグを作り出すことに成功しました。これらの技術を多くの魚介類でも利用できるように、基礎から応用まで広範囲に研究を行っています。新設されたかつみキャンパスは、最新機器を導入した実験室、飼育室等が整備されており、最先端の実験・実習が可能です。また、キャンパスの目の前には有名な釣りスポットがあり、四季を通じて色々な魚が釣れます。授業の合間に海釣りをすることもでき、釣りが好きな人にはたまらない環境です。 日々の学びの中で生まれるたくさんの疑問。それらを解決することは、知的好奇心と探求心を満たし、学びを楽しいものにしてくれるでしょう。私も楽しく教えながら、皆さんと一緒に学び続けたいと思います。 本学科は、水圏生物を生命科学的に研究し、水圏生物と共存しながら適切に利用する方法を教育・研究する学科です。その中で、魚類を持続可能な方法で飼育する方法について研究しています。刺身や寿司のネタになる魚の多くは肉食性で、小さな魚介類を■としています。自然の魚介類を守るために、魚を使わない、大豆やトウモロコシ、昆虫、微細藻類などを用いた飼料の開発に取り組んでいます。深刻化する人口増加による食料不足に対応する手段として、食料供給の非常に重要な位置を占める研究であると考えています。 海の近くに立地したキャンパスは、実践的な教育・研究にとても適した環境で、勉学に集中できます。教員と密に接することができる少人数制も特長で、最先端の研究を行う教員たちと共に、楽しい研究生活を送ることができるでしょう。皆さんも、水圏生物の生命科学を学び、持続可能な利用について一緒に研究してみませんか。民間企業、漁業協同組合などの養殖生産業、観賞魚生産、ペット産業IT・Web関連、ソフト開発、環境調査会社、環境コンサルティング水産関連の国・地方・独立行政法人などの公設試験研究機関、民間研究機関、水族館、養殖関連機械・飼料生産メーカー国・都道府県・市町村の公務員、教員、国際機関、青年海外協力隊よし うら やす としさ とう しゅういち資格要件が得られるもの■ 食品衛生管理者および食品衛生監視員 ※所定の単位修得が必要。採用者等が資格の有無を  判断するので、就職後採用者等に確認すること。39最新設備の整ったキャンパスで、立場を超えて学びを高め合うゲノム応用科学分野持続可能な飼育法の確立で、食料不足に立ち向かう先端育成科学分野吉浦 康寿 教授佐藤 秀一 教授取得可能な資格■ 高等学校教諭一種免許状(理科/水産)※教職課程を修了することにより得られる。キャリア展望■ 水産養殖に関する生産・育成の分野教 員卒業後の進路-Future-

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