福井県立大学 CAMPUS GUIDE 2024
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あわら市二面88-1TEL:0776-77-1443 FAX:0776-77-1448小浜市堅海49-8-2TEL:0770-52-7305 FAX:0770-52-730660 生物資源開発研究センターは、本県に適した農作物の新品種開発や植物保護新技術、新微生物資材、地域農政課題解決策などの研究成果(シーズ)を民間企業や地域農業者、行政などのニーズとマッチングするとともに、成果品の社会実装を担う大学発ベンチャー「県大アグリ」と連携しながら、産官学共同で地域農業振興への貢献を目指しています。 2020年4月に、創造農学科が開設され、学生たちは、「食・農・環境」に関する様々な実学を通して、生きた『農』を学んでいます。また、この創造農学科の開設を契機として、「農」に関わる多くの農業経営者や企業団体、行政、大学教員による「ふくい農カアップネットワーク」を設立し、情報交換や交流活動を進めています。生物資源開発研究センターは2023年に30周年となります。地域との連携・交流をさらに深め、地域課題の解決や人材育成に取り組んでいきます。 海洋生物資源臨海研究センターは、水産海洋研究に欠かせない魚介類の飼育設備と実験に必要な高度な分析機器を備えた「かつみキャンパス」の施設です。さらに、目の前に広がる小浜湾で増養殖研究や環境調査をするための調査船「セリオラⅡ」を所有しています。これらは、海洋生物資源学部共通の施設、機器として教員・学生に利用されています。臨海研究センター1階のフロアには、5G通信の基地局が設置されており、ICT、IoTを活用したスマート養殖の先端研究が始まりました。また、2023年10月からは、先端増養殖科学科の研究講義棟とP1Aレベル(ゲノム編集した魚介類育成が可能となります)の飼育実験が可能な新しい飼育棟が供用されます。先端増養殖科学科との相乗効果を発揮して、互いの機能を補完し合うことができ、さらなる教育の充実と研究の深化が期待されます。先端増養殖科学科との相乗効果生物資源開発研究センター「農」に関わる多くの人たちと連携・交流 海洋生物資源臨海研究センター

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