福井県立大学 CAMPUS GUIDE 2024
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木元研究室が開発した水仙専用の品質保持剤、福井県のJAはこの保持剤を利用して、全国へ水仙を出荷しました。写真は記者会見の1コマ、研究担当者の横山夢花さん(当時、大学院生)も発表しました。三国湊での県大生と東大生とのエクスカーションの様子61 約40万冊の蔵書を備え、年間に図書3,000冊、学術雑誌450種、電子ジャーナル1,700種(SpringerLink他)を購入するほか、各種データベースを整備しています。その他、閲覧室内の一室をアクティブ・ラーニング・スペースとして開放し、グループ学習や授業を支援しています。 本学では、地域貢献活動を大学一丸となって進めるため、学部の枠を越えた全学的組織として2017年に「地域連携本部」を開設。学生が地域の課題解決策を考えるフィールドワークや県内企業との共同研究・商品開発など、地域とタイアップした様々な取り組みをコーディネートしています。地域連携本部は東京大学地域未来社会連携研究機構とフィールドワークを通じた学生間の交流や地域産業に関する共同研究により、地域の課題解決を進めていくことを目的に連携協定を締結しました。令和4年度は、県大生と東大生が「中山間地域における空き家問題」についての意見交換・ディスカッションや三国湊のまち歩きをして、観光のあり方について考えるエクスカーションを行いました。 図書館では、図書・学術雑誌等を収集・整備し、学生や教員の学修、教育、研究をサポートすると共に、地域に開かれた図書館として、広く県民に閲覧・貸出サービスを提供しています。図書館(室)は永平寺・小浜・あわらのキャンパスに設置しています。大学と地域との「懸け橋」に「相談事があってもどこに相談すれば良いのか分からない」、「研究面で協力して欲しいが、どの先生に相談すれば良いのか分からない」といった地域の方々が気軽に立ち寄り相談できるよう、地域経済研究所に相談受付オフィスを設置。相談内容に応じて適切な部署や教員等との橋渡しを行います。教育・研究の成果を地域に還元まちづくり活動への学生参加や学生と地域住民との交流イベント企画等、地域活性化に向けたきっかけづくりをはじめ、研究面では福井の気候に合わせた小麦やコメの開発、ブランド■の養殖など、地域に役立つ様々な取り組みを進めています。CLOSE UP!東京大学地域未来社会連携研究機構との連携学生と教員が知を深めるための情報シンクタンク図 書 館地域連携本部福井県全域を教育・研究のフィールドに地域の持続可能性を支える大学を目指して

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