福井県立大学 CAMPUS GUIDE 2024
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2354閉鎖循環水槽で養成される福井のブランド若狭フグ水温管理された水槽で生産された県大産マサバ人工種苗胎生魚タケノコメバルの人工授精の様子稚魚の■シオミズツボワムシの培養水槽最適な給■システムを開発するための実験77775G高速通信基地局隣接する海洋生物資源臨海研究センターには、5G通信の基地局が設置されており、ICT、IoTを活用したスマート養殖等の先端研究が進められています。臨海研究センター研究棟1階には25tの閉鎖循環水槽が2基設置されている繁殖制御実験室、調温海水が利用できる実験室、感染魚実験ができる魚病実験室があります。2階にはゲノム解析や水分析ができる実験室があります。目の前の若狭湾が実験フィールドかつみキャンパスの目の前には小浜湾が広がり、美しい景観を望むことができます。小浜湾内とその周辺の水域では、マサバやトラウトサーモン、トラフグなどの海面魚類養殖だけでなく、ワカメやマガキ、真珠などの無給■養殖も行われています。この立地条件を活かして、かつみキャンパスで増養殖技術の基礎と理論を修得したのち、すぐ近くの海面で応用実験、さらに実証的実習・演習を実施することができます。写真は小浜湾のマガキ養殖場を上空から見たものです。通常のカキ養殖では出荷まで2年程度かかりますが、小浜湾で天然採苗して養殖したマガキは、約7か月で出荷可能サイズに到達しました。 “一年ガキ養殖”を目指して研究を進めています。臨海研究センター飼育棟ワムシ・アルテミアの生産や親魚を育成して実験するための施設です。

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