福井県立大学 CAMPUS GUIDE 2024
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海洋生物資源学部 水産増養殖は、食料資源の安定供給に貢献するだけでなく、地域経済の振興や地域文化の伝承、環境保全という役割も担っています。1年次に実施する海洋生物資源学フィールド演習では、水産増養殖と社会のつながりを実際に体験することで、水産増養殖の潜在力を考えるきっかけになることを目指しています。写真は、九頭竜川でのアユの資源増殖に関する実習の風景です。実習では、投網を使って産卵親魚を捕獲し、自らの手で人工授精を行います。もちろん、実習後には、ありがたくアユをいただきます。実習を通して、なぜアユの増殖事業が必要なのか、地域産業とどのように関わっているのか、今後の事業の課題は何かなど、アユを題材に水産増養殖の可能性について考え、議論します。北海道大学水産学部付属の練習船「おしょろ丸」を共同利用して、2泊3日で実習を行います。水質調査、微生物観察、魚釣り、魚捌き実習、ロープワークと盛りだくさんです。※天候などの条件により調査項目は年によって異なります海洋生物資源学科先端増養殖科学科08PAGE32PAGE36海洋生物資源学科水圏の生物・環境・食について、フィールドに出て学ぼう! 2年次で行うフィールド演習IIでは世界のあらゆる海域で調査・研究を行っている船に乗り、海洋物理学・化学・生物学的な調査を経験します。調査内容や調査船の役割、海洋調査が社会とどのように関連するかを学習し、海洋学や地球環境を学習する意義について深く考えます。先端増養殖科学科水産増養殖の幅広い分野を体験し、その潜在力を考える

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