福井県立大学 CAMPUS GUIDE 2025
34/84

水圏にまつわる多彩な学びでやりたいことを見つけて研究を通して突き詰めて学ぶ面白さを実感在 学 生インタビュー卒 業 生インタビュー就職 69.4% 進学 22.4% その他 8.2%建設業5.9%その他の産業17.6%公務8.8%卸小売業32.4%製造業35.3%インタビュー動画はこちらやま もと しゅう やいち かわ市川 ちひろさん2018年度卒業魚類について学びたくて進学しましたが、魚類だけでなく藻類や微生物、水産経営、食品保全など幅広く学ぶことができるので、学ぶうちに新しいことに興味が湧いてきてとても楽しいです。実際に私自身も、実験を通して関心を持つようになった食資源利用学研究室に所属しました。魚肉タンパク質の冷凍保存時の品質制御や加工技術について研究したいと考えています。船に乗ったり試料採集で生き物に触れたりと、フィールドに出て自然と触れ合いながら学びを深めることができるのが本学科の魅力です。専門的な学部だからこそ釣りなどの趣味が合う友人も多く、学業以外の面でも充実した時間を過ごせます。外に出て活動するのが好きな人はきっと楽しめる場所だと思います。水圏について学びたいと思っている人はもちろん、興味はあるけれど将来やりたいことが明確でないという人も、ここで様々なことを学ぶ中で自分に合った分野を見つけることができると思います。豊かな自然に囲まれた小浜で、大学生活を満喫してください。水産加工品の製造・販売を行う会社で品質管理を担当しています。1年次の授業で企業見学に訪れ、学んだことを活かして地域活性に関わることができそうだと思い、今の会社に就職しました。製品の微生物試験や現場の衛生管理を行い、クレームや異常が発覚した場合は原因究明と対策を徹底し、改善に努めています。学生時代はアオウミウシとシロウミウシの食性と生殖について研究しました。ウミウシの食性は解明されておらず■が多いのですが、飼育しながら環境を変えて行動パターンを観察することで、シロウミウシが食べている海綿を特定することができました。膨大な情報を整理して正確に伝える難しさ、目的達成のための準備と計画の重要さを学び、分からないことを突き詰めて学ぶ面白さを知ることができました。フィールドワークや部活動を通して、地域と深く関わることができたのはとても貴重な体験でした。生き物が好きで面白い人がたくさん集まる場所なので、様々な経験をして学生生活を充実させてください。34INTERVIEW VIDEO就職率(2023年度卒業生)キャリア展望■ 食品・水産加工品の研究開発・ 品質管理、製造業務■ 魚市場、漁業協同組合■ 環境・建設コンサルタント 環境分析■ 水族館、生物飼育産業 観賞魚関連企業■ 医薬品など化学製品の研究開発■ 国家・地方公務員、 試験研究機関などの公務員■ 高等学校教員(理科、水産)山本 修也さん愛知県立豊橋東高等学校出身100%

元のページ  ../index.html#34

このブックを見る