福井県立大学 CAMPUS GUIDE 2025
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■ 水産物の加工販売や水産ビジネスの分野 食品会社、水産加工会社、流通、商社、水産物販売、観光業、起業■ 情報・環境・コンサルタントに関連する分野■ 水産増養殖に関連する技術開発・研究の分野■ 水産分野に関する政策立案・教育指導・国際貢献の分野■ 大学院への進学知識とスキルを習得して今後の水産業界を担う人材に予備知識は不要!増養殖をイチから楽しく学ぶ教   員インタビュー教   員インタビュー先端増養殖科学科Webサイトおく ざわ こう いち や すぎ まさ き民間企業、漁業協同組合などの養殖生産業、観賞魚生産、ペット産業IT・Web関連、ソフト開発、環境調査会社、環境コンサルティング水産関連の国・地方・独立行政法人などの公設試験研究機関、民間研究機関、水族館、養殖関連機械・飼料生産メーカー国・都道府県・市町村の公務員、教員、国際機関、青年海外協力隊生物の姿形、色や大きさなど様々な性質を決定している遺伝情報(ゲノム)を利用した水産物の育種に関する研究に取り組み、成長が良い、病気に強いといった利用価値の高い性質を持つ魚介類を効率よくつくる手法を探っています。時間のかかる研究だけにいい結果を得られた時は大きな達成感があり、また、人工授精で得られた顕微鏡レベルの受精卵が1kg以上の成魚に成長する生命の神秘にも触れられます。現状、水産分野での遺伝育種学の知識を持つ人は多くありません。研究を通して、遺伝のしくみ(遺伝学)や交配の仕方(育種学)、産卵誘発(繁殖生理学)やデータサイエンスなどの知識とスキルを身に付け、国や地方自治体の研究機関、大学、民間企業などで育種プログラムの立案、実施や水産育種に関する研究に従事し、活躍してほしいと願っています。豊かな自然に囲まれたキャンパスは、養殖場も近く、少人数ゆえのアットホームさが魅力。こじんまりとした大学ならではの良さを実感してください。魚のモニタリング技術について研究しています。動画像から魚を検出し、成長や運動、個体差などの情報を収集する手法の開発や、その応用に取り組んでいます。スマート漁業は人手不足解消にも活用されており、プログラミングによる画像処理やAIを活用したシステム開発が進めば、人間の目視では難しい恒常的な養殖水槽の維持管理が可能になります。プログラミングやICT、IoTの技術を理解し主体的に扱える人材は、今後幅広い分野で活躍できるでしょう。本学科では水産科学、ゲノム科学、環境科学、情報科学といった多様な専門性を持つ教員に加え、福井の水産養殖現場に携わる方々を講師に迎えており、学際的かつ分野横断的な学びが可能です。海が近いという立地の良さも魅力の一つ。フィールド演習では学生たちが楽しそうに学んでいます。予備知識がなくてもバラエティ豊かな教員たちがイチから指導しますので心配いりません。少しでも増養殖に興味があれば、きっと楽しく学べることでしょう。資格要件が得られるもの■食品衛生管理者および食品衛生監視員※所定の単位修得が必要。採用者等が資格の有無を  判断するので、就職後採用者等に確認すること。39キャリア展望■ 水産養殖に関する生産・育成の分野奥澤 公一 教授八杉 公基 准教授取得可能な資格■高等学校教諭一種免許状(理科/水産)※教職課程を修了することにより得られる。

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