岐阜大学 大学案内 2024
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応用生物科学部(集中講義:牧場実習、インターンシップ実習、専門英語演習)         【4年次は卒業研究】3年次前学期の時間割(生産環境科学課程・応用動物科学コースの例)123451245月火水金金動物繁殖学火動物免疫学動物遺伝学動物分子遺伝学実験・動物発生学実験水動物栄養学動物卵科学木応用動物行動学動物発生学動物園動物管理学・動物園学実験実習・野生生物フィールド実習JRA栗東トレーニングセンターでの乗馬体験動物生理学実験ビオトープ論情報処理実習4年次前期の時間割(共同獣医学科の例)3月産業動物臨床学獣医内科学総論木臨床繁殖学動物園の見学実習小動物内科学実習獣医外科学総論食品衛生学実習獣医麻酔学野生動物医学小動物外科学実習家禽疾病学臨床繁殖学実習樹木の健康診断大学院自然科学技術研究科 生命科学・化学専攻令和2年度修了一丸ファルコス株式会社藤本 留奈さん生産環境科学課程 令和元年度卒業新百合ヶ丘総合病院土本 和香奈さんGIFU UNIVERSITY49岐阜大学での幅広い学びが、それまで知らなかった世界“胚培養士”へと導いてくれました。 私は現在、不妊治療を行う産婦人科のある総合病院で胚培養士として勤務しています。生物や動物に関わる職業に就きたいという思いから、応用動物科学コースのある生産環境科学課程を志望しました。講義を通して、生命の始まりである胚発生の分野に出会い、次第に興味を持つようになりました。 研究室では動物発生工学を専攻し、ブタの体外受精に関する研究を行いました。そこで得た学びを生かしたいと考え、ヒトの不妊治療に携わることのできる胚培養士という職業を選択しました。知識や技術だけでなく、とても小さな卵子や精子を大切に、かつ正確に使命感を持って扱うことの重要さは、研究室での経験から学びました。これからもより多くの患者様が子どもを授かれるよう、技術と知識の向上に日々精進していきたいと思います。生命科学分野に惹かれて応用生物科学部へ。大学院での研究がそのまま仕事に生きています。 高校生の時から理科が好きで、特に生命科学の分野に興味がありました。応用生物科学部を選んだ理由は、生命の仕組みから食品の体への影響まで幅広く学べるところに魅力を感じたからです。所属していた分子生命科学コースの天然物利用化学研究室では、食用の植物や建築用木材など身近な植物の成分を解析する方法や、それらが美容や健康にどのような影響を与えるのかを見る技術を学びました。進路を考えた時、分子科学分野をより深めて大学で得た知識や技術を仕事にしたいと思い、化粧品原料・健康食品原料の研究開発を行う一丸ファルコス株式会社へ就職しました。現在は製品の成分を分析して品質の安定性を見る仕事や、製品開発に向けて天然素材の有用成分を研究する仕事などに携わっています。大学院での研究内容が現在の業務にもつながっており、とてもやりがいを感じています。今後は新しい知識を身につけつつ、健康や美容に役立てるような製品を将来自分で作りたいです。

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