岐阜大学 大学案内 2024
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里さん(左)■■■岐阜大学里山暮らし応援隊岸 拓実 さん(右)只井 遥菜 さん(中央右)臼井 美里 さん(中央左)酒井 優 私たち「里山暮らし応援隊」は、揖斐郡揖斐川町春日地域(以下春日)の環境保全や地域活性化のために活動しているサークルです。春日は「岐阜のマチュピチュ」と呼ばれる天空の茶畑があることでも知られています。現在は14人のメンバーが所属。全員が応用生物科学部所属ということもあり、自然が好きなメンバーばかりです。毎週木曜日に定期ミーティングを行うほか、月に1回里山に足を運んでいます。現地での活動内容は、田植えの手伝いや獣害対策用の柵整備などさまざま。また、伝統野菜を使った料理をいただいたり、収穫体験をしたりすることもあります。何度も足を運んでいますが、四季折々に表情を変える春日の自然には毎回感動させられます。ここ数年はコロナ禍で現地に行けませんでしたが、今年度になってからは現地での活動を再開しています。里山地域の過疎化はさまざまな問題を引き起こします。例えば、山地と集落の間にある里山地域から人がいなくなってしまうと、生態系が崩れて、豊かな自然環境が失われます。また、里山の居住者が減ると獣害が発生しやすくなります。そして、農業に携わる後継者もいないため、岐阜の棚田21選のひとつである、美しい「貝原棚田」も存続が危ぶまれています。 このような問題に対して、何が原因かを調べ、それに応じた対策をすることが大事だと考えています。その一つとして私たちが取り組んでいるのは春日の知名度を高めること。天空の茶畑や国歌にも出てくるさざれ石、ヨ68里山地域の過疎化が進行すると、さまざまな問題が発生します春日に関心を持つ人を増やして現在の状況を変えていきたい地域■明日■、■■■■創■。現地■里山■方■■学■、■■地域■■■■■魅力■発信■■■■■■。『岐大のいぶき』特別記事

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