群馬県立女子大学 GUIDE BOOK 2024
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1 なるほど「絹ラボ!」研究助成 絹文化!お国ことば調査プロジェクト9 富士スバル×女子大  産学連携プロジェクト8 高崎市の文化複合施設  SO.ラボとのワークショップ開発7 地域と協働してイベントを作る  「芸術の現場へ3」共同研究「絹ラボ」では〈桑の実〉の方言分布の解釈を進めています。なぜそのような分布になるのか、養蚕業の歴史などと照合し研究を行っています。私にとってこの活動は、ことばが人びとの社会的、文化的な営みと共に存在するということを、自分の実感として捉えることができる貴重な体験となりました。仮説を検証するための記述がなかなか見つからずもどかしさを感じることもありますが、ある瞬間に各々の現象が結びついていくのです。導き出した結論を、試行錯誤しながら自分たちのことばで提示することができるようになったとき、大きな喜びと達成感を味わうことになりました。美学美術史学科文化情報学科この授業では、SDGsに関して自分自身でテーマ設定し調査した内容を県内の高校生に対してプレゼンテーションします。それによって、自らの学びの成果が地域社会へと還元されていく過程を実感できます。また、高校生から寄せられる率直な質問の数々に刺激され、自らの思考が深められていきます。プレゼンテーションを準備する過程では、SDGsの掲げる目標を高校生にわかりやすく伝え、さらに問題意識を共有するためにはどのような工夫が必要なのか、という点を常に意識しました。SDGsが社会的に注目を集めている今、この授業で学んだことを活かせる機会はさらに増えていくと感じています。[ 国際ビジネス課程3年 S・Hさん ][ 国文学科4年 R・Sさん ]イベント制作を学ぶこの授業では、大学周辺のさまざまな人や場所とコラボレーションしています。近年は、玉村八幡宮の神楽殿でパフォーマンスを行うイベントや、広大な水田を活かしたダンス・ムービーを制作。さらに町の有志が長年行ってきた「龍舞」を学生が継承し、龍の造形もリニューアルしてお披露目しました。文化情報学科必修科目の「フィールドワーク基礎1・2」では、学問的な問いの立て方や深め方、資料やデータ収集の基本的な方法を学びます。実際に県内外の調査地に足を運び、人びとの暮らしやコミュニティ、地域資源についての調査を行います。美学美術史学科美学美術史学科デザインゼミ生が「文化複合施設SO.ラボ」との産学連携授業の一環として、ワークショップツール『マッピー』を開発しました。マッピーとは参加者自身が考えた「夢の街」を作ることができる塗り絵で、完成後はみんなで繋げて大きな街を作ることが可能です。国際コミュニケーション学部JAF群馬支部と本学が実施している産学連携プロジェクトの一環として、外国人ドライバーに日本の交通ルールを周知するためのリーフレットを英語、ポルトガル語、やさしい日本語で作成しました。国際コミュニケーション学部の2・3年生7名が、これまで培った語学力を活かし、地域の交通安全活動に貢献しています。美学美術史学科富士スバル高崎店と美学美術史学科の産学連携。高崎店のリニューアルオープンに伴い、車の展示スペースの巨大な外壁(幅20m×高3m)に壁画を依頼。絵画ゼミ生9名が、【地域との共生】というテーマをもとに様々なモチーフの複数案を作成、現在進行中です。国際コミュニケーション学部本学の学生たちが地域社会とともに「持続可能な開発目標(SDGs)」に関連した学習に取り組むアクティブ・ラーニング科目です。今年度は、群馬県内の高校と連携して実施しています。大学生と高校生とが協同して、SDGsに関する調査とプレゼンテーションの作成を行っていきます。国際ビジネス課程910 「フィールドワーク基礎」で  教室の外に飛び出す11 語学力を活かして、群馬県の  交通安全活動を推進する12「コミュニティで学ぶSDGs」:県内高校生との連携授業12 「コミュニティで学ぶSDGs」:  県内高校生との連携授業人びとの生活によりそう研究のなかでSDGsへの当事者意識が芽生える地域連携授業

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