群馬県立女子大学 GUIDE BOOK 2024
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文学部国文学科123 | ■ 板野 みずえ 准教授■ 國澤 里美 准教授■ 鈴木 崇大 准教授■ 佐藤 洋美 講師■ 新井 小枝子 教授■ 富岡 宏太 准教授■ 宮内 洋 教授■ 井上 一之 教授■ 権田 和士 教授■ 市川 祥子 教授■ 二村 博 准教授教員紹介・研究内容について詳しくはこちら ▶[日本語学]日本語の文法を理解し、その歴史を探ることで、我々の思考法やコミュニケーションの変遷の一端を明らかにしていきます。[日本語学]日本語の語彙や方言を研究しています。ことばを学ぶことは、ことばに学ぶこと。生活の中のことばを考えています。[近世文学]東日本における文化文政期の俳諧を中心に研究しています。群馬でもたくさんの資料に出会えることを楽しみにしています。[近代文学]明治時代、大正時代の文学、特に泉鏡花の小説、戯曲、上演史を研究しています。群馬県出身の作家にも関心があります。1学年50名の定員に対して学科の専任教員は11名。少人数制教育で、しかも教員は国文学科の学びに必要な分野を幅広くかつ手厚くカバーしています。これだけ充実した教員構成と少人数制教育とが共存できている環境は、国文学科として全国有数といってよいでしょう。国文学科では、古い時代の古い字を読み、さまざまな時代の文章を読み、隣接領域である漢文資料を読み、そして文学の魅力を読み…。時代や地域を越えて、ことばという資料に向きあい、日本の文化を考えます。古い和書を読むいわゆる書誌学という分野にも配慮した科目編成です。身近な問題に目を向け、ささやかな疑問や関心を持つことから始まる知的探究の旅もまた楽しみましょう。留学生の日本語学習を手伝ったり、自分がしゃべっている日本語のあり方を考えたり、その土地その土地の方言に興味を持ったり、と旅の始まりはいたるところでみつかります。日本語日本文学基礎演習大手拓次書簡(本学所蔵)古典を読む会[日本語教育学]外国語として日本語を学ぶことに関心があり、日本語学習者の学びをどのように支援するかについて研究しています。[現代文学]昭和時代の批評家小林秀雄について研究しています。また、近代の作家たちの宗教観についても考えたいと思っています。[上代文学]専門は万葉集です。特に表現と時代の関わりについて考察しています。[中国文学]中国の古典文学と中国語史を研究しています。授業では、漢文を教えています。 キリシタンローマ字でつづられた『天草版伊曾保物語』の中にある中世の日本語と、私たちが現在用いている日本語。時代をこえた日本語の普遍性と、時代ごとに異なる日本語の特殊性をさぐります。ことばをことばでとらえることのむずかしさへの挑戦は、ことばによって展開している生活の営みを豊かなものとしてくれます。ことばの研究は、思いがけない出会いの連続です。 ことばの研究は、人の生活と共にある学問です。世界でも、日本国内でも、毎日のように、心が震え上がるような、あるいは、心がしぼんでしまいそうなできごとが起こっています。ことばの研究をする者として、具体的な発言や行動が求められる課題もたくさんあります。どんなときにあっても、ことばの研究は、人の生活によりそった、その生活がよりよくあるための、実感のある学問でありたいと願います。国文学科新井 小枝子 教授[中古文学]『源氏物語』について研究しています。とくに女房の描写に注目し、物語における役割や言動の意義を探究しています。[教育心理学]学内外で複数の教職必修科目を担当しています。公認心理師、臨床発達心理士として、相談業務にも携わっています。[中世文学]専門は和歌文学です。『新古今和歌集』を中心に和歌における風景表現の研究をしています。15SEMINARゼミ紹介学びのPOINT教員紹介・研究内容少人数制教育と充実した教員構成「読む」ことの重視 高い水準の学びの場「私」のことばへの興味、そこから始まる知的冒険ことばの研究は、思いがけない出会いの連続

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