群馬県立女子大学 GUIDE BOOK 2024
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文学部美学美術史学科123 | ■ 藤沢 桜子 教授■ 三宅 秀和 准教授■ 塩澤 寛樹 教授■ 青田 麻未 講師■ 武藤 大祐 准教授教員紹介・研究内容について詳しくはこちら ▶[美学・舞踊学]民俗芸能から舞台芸術まで、舞踊全般を美学的に研究しています。舞踊とジェンダー、および振付理論が最近のテーマです。[西洋美術史]研究課題は16-17世紀イタリア美術の図像学および社会史的研究です。本学科は、美や芸術について幅広い知識と技能を習得することが可能です。卒業にあたり、論文か制作かを選ぶことができます。理論的、哲学的に考える美学、日本と西洋を中心に芸術の歴史を学ぶ美術史、他の領域をつなぐアートマネジメントは卒業論文、絵画とデザインを中心に実践する実技では卒業制作となります。なお実技科目は必修ではなく、必ずしも全員が履修する必要はありません。絵画、デザイン、彫刻、工芸、CG、Web、映像など幅広い実技授業があり、経験のない学生でも受講可能です。学生たちは実技棟にて制作及び併設ギャラリーで展示を行っています。デザイン室ではMacを完備、版画室では銅版制作工程などを学べます。自治体、商工会、企業、美術館、プロのアーティストなどと共同して、芸術活動やデザイン開発に取り組み、地域連携を活発に行っています。写真は玉村八幡宮で実施したライブイベントで機材の操作を学んでいる様子です。[美学]現代の環境美学・日常美学を専門とし、私たちの日常生活における感性のはたらきの構造を解明する理論を探究しています。[絵画]人や場とのコミュニケーションをとおし、インスタレーション、壁画、絵画などの手法で制作し作品として表現しています。 私は環境美学・日常美学と呼ばれる領域に身を置き、研究を行っています。私たちは日常生活のなかでどのように感性をはたらかせているのか、そしてその感性のはたらきは世界に対してどのような影響をもたらすのかを探求しています。最近は特に、都市と家という二つの主題に関して、それぞれの場所での美的経験とはいかなるものでありうるのかを説明する理論の探究を行っています。 私の研究は基本的に、自分自身が日常生活のなかで面白いと思ったことに注目するところから始まります。それを美学的に論じる道筋を見つけることで、最初はたんに直感的であった面白さを、学術的に奥深いものへと展開していくことで、さらに生活が楽しくなると感じています。ゼミ生の方々にも、この楽しさを味わっていただけたらうれしいと考えています。美学美術史学科 青田 麻未 講師[日本美術史]日本の中世・近世の絵画史、特に狩野派の絵師と絵画や大名家の美術を研究しています。近代絵画にも関心を持っています。[アートマネジメント]教育的観点からアートプロジェクト、普及事業の企画実践を主に行い、芸術を通じて人と社会を繋ぐ方法を模索しています。[西洋美術史]古代ギリシア・ローマ美術や後代における受容、神話主題などを通して、作品のもつ社会的な役割について研究しています。■ 大野 陽子 准教授■ 山崎 真一 教授[日本美術史]鎌倉時代を中心とした仏教彫刻史・肖像彫刻史を研究してきました。近年は幕末・近代の彫刻史にも関心を広げています。(2023年度まで)■ 高橋 綾 教授[デザイン]玩具、あそびのデザインを研究開発しています。また、病院や幼稚園に「アート&デザイン」を提案する実践研究も行っています。■ 奥西 麻由子 准教授23SEMINARゼミ紹介学びのPOINT教員紹介・研究内容実技棟ギャラリーなどの充実した設備地域連携により学外での実践的な学びを展開論文でも制作でも直感的な面白さを学術的に奥深いものへ

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