群馬県立女子大学 GUIDE BOOK 2024
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1.大学での講義2.留学支援・国際交流3.グローバル人材育成事業4.企業英語研修5.English Help Desk6.県民英会話サロン「グローバルかフェ」 外国語教育研究所は、群馬県における外国語教育の拠点として、平成13年4月に設立されました。本学の外国語教育の充実を図るとともに、地域社会に貢献し、国際化社会に対応した人材の育成と国際交流の促進に寄与することを目的としています。 群馬県の学校や企業と連携を深めながら、より充実した外国語教育を目指して、学校・地域・企業に対して事業を行っています。研究員は、それぞれの豊富な教育経験を生かして、文学部と国際コミュニケーション学部の授業を担当します。海外留学・海外ボランティア・海外インターンシップと、世界に目を向けた学生に、学校選びから帰国まで丁寧にサポートします。県内の高校生を対象に「明石塾」をはじめ、高大連携英語授業、スピーチコンテスト等を主催しています。県内の企業を対象に、新人研修やスキルアップを目指した英語研修等、ニーズに合わせた英語の指導を行っています。学生たちの英語の困り感を解消するために、レポート添削から発音やプレゼンの指導、留学準備に向けた書類作成など、個々のニーズに合わせた支援をします。小学生からシニアまで、研究員と英語で気軽に会話を楽しむことができる県民向けサロンを定期的に実施しています。― 小学校との交流 ― 研究員が地元小学校の英語授業に「ゲストティーチャー」として参加し、子どもたちと交流を図っています。現場を体験したいボランティア学生とともに積極的に地域に出て、連携を深めています。 平成21年、群馬に関する「知」の拠点を目指して「群馬学センター」が誕生。学生、県民が共に学び合える仕組みが用意されており、グローバルとロー力ルの複眼的な学びができます。県内・県外の学生が、座学とフィールドワークを通して「群馬」の歴史や産業を学ぶことができます。資料室では、郷土史家、故・萩原進氏の蔵書を中心に約6,500冊の群馬に関する図書を公開。学生の利用はもちろん、県民の方も閲覧可能となっています。 また、センター事業として、県内外で活躍する各分野の有識者を招いて群馬の来し方行く末を考え合う「群馬学連続シンポジウム」を令和4年度までに42回開催。シンポジウム終了後には、内容を書籍にして発刊しています。 令和4年度の連続シンポジウムでは、群馬の景観を構成する建築や彫刻について意見を交わした「ユリノ木と群馬学ー建築と彫刻から探るキャンパス景観ー」、地域形成史の中で武士が果たした役割を考察した「鎌倉武士のアーバニズム〈都市的性格〉―京都・鎌倉、そしてぐんま―」の2テーマを取り上げました。 群馬学連続セミナーも開講しています。歴史研究の基礎である文献史料の読解を通して、地域の歴史と文化について学びます。第1回目は「『吾妻鑑』に鎌倉時代の群馬を読む」というテーマで週1回全8回で、吾妻鑑を読み解きました。 文学・歴史・民俗・経済など、多方面から群馬の特色・独自の文化を探る「群馬学」の確立を目指しています。研究者・ 経済人・ジャーナリストなど、さまざまな方々の協力を得て、 群馬学連続シンポジウムを開催し、多くの歴史ファンを魅了し続けています。PICK UPACTION4.群馬県立女子大学ACTION54地域貢献活動6つの柱でより充実した外国語教育を目指す外国語教育研究所群馬学の確立群馬学センター群馬に関する「知」の拠点附属機関

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