GO!GO! TECH GIRL 2016 vol.5
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化学・生物化学科樋口 みなみ02医・理工で連携した研究他学部の学生とも友達になれる新しいものを生み出す化学の魅力 高校1年生のとき、群馬大学工学部の先生の出張模擬授業を高校で受ける機会があり、そこで今までなかった新しいものを生み出す化学の魅力を知りました。その後、SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト ※)に参加して、群馬大学の先生の講義を聴いたり、大学院生と一緒に実験したりという貴重な体験をして、この学部に進みたいと思いました。 群馬大学工学部には学科がたくさんあり、当時は、将来どの分野に携わりたいかを決められずにいたので、幅広く学べて将来の選択肢が多い「応用化学・生物化学科」を選びました。医・理工で連携して新しいがん治療を研究 私が今、取り組んでいるのは、光線力学療法という、光と薬剤を使った新しいがん治療の研究です。このがん治療では、体を切らずに、がん細胞だけを殺すことができるため、患者さんへの負担も軽く、効果的な治療を望めるのです。しかし、光による副作用が問題となっているため、これを低減させるための、超音波を使った最先端の研究を行っています。 研究では、群馬大学の医学系と連携することができます。これは、研究を進める上で、とても大きなメリットですね。幅広い分野の学生と知り合える 化学・生物化学科の学生は、半数近くが女子なので、キャンパスはとても華やかです。テスト時期には夜遅くまで一緒に勉強したり、一緒に大学生活を楽しめる友達に出会えたことは、群馬大学を選んで良かったと思える理由のひとつです。 1年生では、前橋市の荒牧キャンパスで教育学部や社会情報学部の学生たちとも一緒に教養科目の授業を受けます。学部以外の先生の講義を受けることもできるので、視野を広げるのに役立ちますし、さまざまな分野で学ぶ人達と知り合えたのもよかったです。モバイル・ミュージック・プレイヤー(ウォークマン)イヤホンに合わせてカラーを選んだお気に入りのウォークマン。実験やレポートの合間に、音楽を聴いてリフレッシュしています。大学院理工学府物質・生命理工学教育プログラム博士前期課程 1年(群馬県立富岡東高校出身)※平成26年度までJST(現・国立研究開発法人科学技術振興機構)が行っていた事業
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