群馬大学大学院 教育学研究科案内 2018
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8障害児教育専攻の概要 教育・研究の概要 ……………………………………………………………… 障害児教育を専門とする学校において、指導的立場に立って適切な指導ができる教員を養成します。一方で、通常の学校にも、さまざまな特別なニーズをもつ児童生徒がいます。このため、通常の学校でも障害児教育の専門的な知識・経験に基づいて、一般の教員に対して専門的な助言・支援のできる教員が求められており、特別支援教育コーディネーターの役割やアドバイザー的立場を担える教員を養成します。 学ぶことのできる障害の分野としては、知的障害、肢体不自由、病弱、聴覚障害、視覚障害はもちろんのこと、重度・重複障害や、近年注目が集まっている発達障害などについても、専門的な教員のもとで幅広く学ぶことができます。 そのために、障害児をはじめとする特別な教育的支援を必要とする児童生徒の、教育原理、教育制度、教育課程、指導法、心理学、医学・福祉などを学ぶとともに、群馬大学教育学部附属特別支援学校はもちろん、公立の特別支援学校や福祉施設等の活用や、さまざまなボランティア・サークルなどとともに障害児者に積極的に触れあいながら、より実践的な教育・研究を進めています。「特別ニーズ教育実践インターンシップ」や「特別ニーズ教育実践研究」といった障害児の教育や福祉の現場に基づいた単位もあり、こうした現場に立脚した教育・研究が本学障害児教育の特徴と言えます。 さらに、国際的な視野に立つ教員の養成にも積極的に取り組んでおり、留学生の受け入れや、海外研修なども盛んに行っています。 障害児教育専攻では、知的障害、肢体不自由、病弱、聴覚障害の4領域の特別支援学校一種免許状を所有する者は特別支援学校教諭専修免許状の取得ができます。 なお、教員免許取得プログラムでは、教職に強い意欲と関心を持つ方で、幼稚園、小学校、中学校又は高等学校の免許状を有するものに限って、修士課程の履修と併行して学部の授業科目の履修を認め、特別支援学校教諭免許状の4領域(知的障害、肢体不自由、病弱、聴覚障害)免許状(一種又は二種)の取得が可能です。 また、障害児教育専攻では、現職教員に加えて、現在福祉施設等に在職している方や過去に在職していた方の大学院受け入れを進めています。受験と修学における特例があります。 教員免許取得プログラムや現職教員等の特例についての詳細は学生募集要項をご覧ください。 3 1と2を組み合わせた履修方法     ※在学中の大学院生に該当者はいません。障害児教育専攻の履修方法 1 一般的な履修方法    月曜〜金曜 8:40〜17:30   土曜・日曜・祝日  夏休み・冬休み等の集中開設授業 2 夜間、土日祝日、長期休業中の集中開設授業による履修         ※6名の修了実績があります。在学中の大学院生に該当者はいません。学部から進学した大学院生の場合教育委員会派遣教員も同じです。教育委員会派遣ではない現職教員等の履修方法です。  夜間 18:45〜20:15  土曜・日曜・祝日         の履修のみで修了できます。  夏休み・冬休み等の集中開設授業福祉施設勤務の方等で、勤務スケジュールによっては昼の受講が可能な場合

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