群馬大学大学院 保健学研究科保健学専攻 入学案内2018
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4教育研究分野保健学専攻博士前期課程■応用生体情報検査科学分野 応用生体情報検査科学分野においては、細胞の形態変化と病態との関係や細胞増殖の動態変化と病態との関係、細胞解析法の新たな開発及び生体機能の基礎的データの解析法や生体機能測定法の新たな開発、生体機能と病態との関連について教育・研究を行う。さらに、本分野は、連携という意味において、総合大学である本学の特徴を生かして、医学系研究科(医科学専攻及び生命医科学専攻)、医学部附属病院、生体調節研究所、重粒子線医学研究センターなどと緊密に連携しながら、 研究と教育を推進する。■応用リハビリテーション学分野 応用リハビリテーション学分野においては、運動器系の障害やスポーツに伴う障害に対する介入方法、健康増進のための運動療法、アスレティックリハビリテーションなどの研究を行う。スポーツ障害・外傷の発生に関して運動学的解析や体力科学的なアプローチを行い、障害予防のための効果的な介入方法についての研究を行う。また、身体障害系・発達障害系・老年期障害系・高次神経障害系・精神障害系の作業障害に対する介入方法に関する研究を行う。対象者に対するケアプラン、ケースマネジメントなどの地域への適応に関連する専門的支援についての研究も推進する。■地域・国際看護学分野 地域・国際看護学分野においては、地域で生活する個人、家族、集団及び地域社会全体を対象とした看護技術とその評価に関する研究、特に、地域ケアシステム構築や施策化、地域の健康づくり推進、ケアマネジメント等、行政保健師が関わる研究課題を中心に教育・研究指導を行う。また、ヘルスプロモーションや、それに内包される健康教育と社会・文化・政策的環境への介入に関する教育・研究指導を行う。 高齢者ケアのアウトカムを高めるケア方法・用具の開発と質改善の取り組み、及びケアの経済・経営評価について、在宅療養のケアマネジメント、訪問看護ステーションの経営戦略を課題とした教育・研究指導を行う。在宅療養生活に関連する看護支援について、療養者本人や家族、地域ケアシステムを視点とした研究、特に医療ニーズの高いがん患者や難病療養者をはじめとする慢性病患者を対象とした看護支援の課題について教育・研究指導をする。また、老年看護分野において高度な専門性を発揮する老人看護専門看護師の養成教育を行う。 看護協力計画の開発や発展途上国における看護教育の支援技術、国内外の災害支援技術、災害看護に関する課題について教育・研究指導を行う。また、国際協力計画に参画し看護の立場から高度専門職としての実践能力を発揮できる人材を育成する。■地域・国際生体情報検査科学分野 地域・国際生体情報検査科学分野においては、微生物や寄生虫感染症の特殊検査法の開発、病院における感染予防管理のための効果的な処理法の開発及び感染の初期防御での細胞の働きから、最新の免疫学に関する教育・研究を行う。また、観察的研究手法、介入的研究手法等の疫学の理論的側面の教育により、国内外の保健医療分野に寄与する疫学的病因追求実践能力を養成する。さらに、マラリア等の国際感染症や国内外で問題となっている新興・再興感染症の迅速かつ簡便な検査技術の研究・開発を始め、 各国・各地域において生ずる様々な公衆保健学的問題に対処できる高度な能力を涵養するための教育・研究を行う。生体を取り巻く環境からの保健情報の迅速かつ簡便な検査法開発とその情報を基に、地域・国際の保健対策と評価を実践する。検査・疫学・予防についての高度な知識・技術により、開発途上国の保健医療分野での活躍ができる特色がある。■地域・国際リハビリテーション学分野 地域・国際リハビリテーション学分野においては、国内外各地域におけるリハビリテーションの実際とその効果、地域に暮らす障害者・高齢者の生き方やニーズなどの研究を行う。認知機能の低下や神経・精神疾患などを有する対象者に対する効果的な関わり方や生活自立への支援、介護予防についても研究する。また、就労支援、認知活動活性化用具の開発、環境因子に対するサービス、国際協力・支援などに関する研究も行う。地域・国際保健学ユニット前期課程

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