群馬大学 教育学部 2018
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 子どもたちの自然に対する興味・関心を引き出し、理科の楽しさや面白さをいかにして伝えるかが理科教師の勝負のポイントではないでしょうか。 1・2年次では物理学、化学、生物学、地学の4分野について各専門領域を幅広く学ぶだけでなく、理科教育学に基づいた授業の作り方や指導の仕方を学び、教師力・授業力の基礎を身に付けることができます。そして、3年次からは5分野いずれかの研究室に所属し、それぞれの分野に精通している先生方のもと、さらに自らの専門性を高めることです。 理科専攻の特色は、個性あふれる仲間がいることです。教育学部の体育祭では4連覇をしており、他専攻には負けない団結力・友情があることが特徴です。また、学年が少人数だからこその温かさがあふれ、同級生だけでなく、学年を越えた先輩・後輩との絆がとても強いことも特徴の1つです。 子どもたちの興味を引く授業は、教室の中で教科書を読んでいるだけではできません。理科の楽しさや面白さを教えられる教師になるために、私たちと一緒に子供たちを夢中にさせる授業を考えてみませんか。平成26年度入学群馬県立館林高等学校 卒青木 利憲AOKI TOSHINORIStudent'sMessage●光の屈折による水中の物体の浮き上がりを観察できる教材の製作●インジゴ誘導体の合成を通して官能基を学ぶ化学教材の開発●メダカを用いた音刺激による条件付けのための周波数閾値の検討●人工雪作製装置内で観測された-7℃で成長した樹枝状結晶●グラフの読み取りに関する指導が現象を科学的に説明する力の育成に与える効果先輩たちの卒業研究題目専任教員からのメッセージ寺嶋 容明准教授 量子物理学自然法則は単純で美しい。その法則を学んで、身近な現象を理解しよう見えない分子をデザインして働き者の分子を創る。大きな夢にチャレンジしよう!手を動かして実験をしよう!化学の範囲はマクロな世界からミクロ、ナノの領域まで広がっています生物のなぜ?を科学的に解き明かしていこう!様々な視点から大気現象を観て、理解の仕方の多様性を学びましょう静的な植物のダイナミックな営みを共に学びましょう火山のしくみと火山災害を研究し、新しい地学教育を考えています理科授業を通して子どもの変容を検証し、教師の授業力を鍛えよう理科の授業方略と子どもの学びを分析・研究し、教師力・授業力を磨こう青木 悠樹講師 低温・表面物理学日置 英彰教授 有機化学岸岡 真也准教授 無機・分析化学佐野(熊谷)史教授 植物細胞学佐藤 綾講師 進化生態学早川 由紀夫教授 火山学岩崎 博之教授 気象学益田 裕充教授 理科教育学実感を伴った理解を図るため理科指導法を一緒に模索していきましょう栗原 淳一准教授 理科教育学● 物理学実験A、化学実験A、生物学実験A、地学実験Aは、いずれも必修科目です。 ● 物理学、化学、生物学、地学の4つの分野は、それぞれ3科目が必修です(中1・小2コース)。● 物理学実験B、化学実験B、生物学実験B、地学実験Bの中から2科目が必修です(中1・小2コース)。 ● 中学校理科指導法は3科目が必修です(中1・小2コース)。 ● 3年生から指導教員の研究室に所属します。教職専門科目● 卒業研究※これは履修の一例です。1234専攻での主な授業カリキュラム教科専門科目卒 業 研 究●物理学分野/力学、電磁気学、熱学、量子力学 など         ●生物学分野/動物学、植物学、植物細胞学 など●化学分野/一般化学、有機化学、無機化学、分析化学、化学反応論 など  ●地学分野/地質学、火山学、気象学、地球物理学 など●物理学実験A●生物学実験A●化学実験A ●地学実験A●物理学実験B ●化学実験B ●生物学実験B ●地学実験B●中学校理科指導法A,B,C●小学校理科指導法年 次年 次年 次年 次科学教育実践大谷 龍二准教授 17GUNMA UNIVERSITY 2018

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