群馬大学 教育学部 2018
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 美術を通じて子どもたちの豊かな発想や創造的な表現を引き出せるよう、私たちは美術を専門的に学んでいます。美術専攻では一年次から、絵画、彫刻、デザイン、工芸、美術史・美術理論、美術教育などを深く学びます。また、美術館の教育普及活動や地域のアートイベントに参加したり、学生主催で展覧会を開催したりするなど大学外において幅広い活動を行っています。これらの機会を通し、学生一人ひとりが自分なりに美術に向き合い、考えを深めています。 美術は一つの正解に向かうのではなく、自身が納得する解を探究するものです。だからこそ全ての子どもたちの素直な発想や表現を尊重することができます。私はそれが美術教育の最大の魅力だと考えています。 ここには、美術や教育について語り合い、互いに学び、高め合える仲間がいます。各々が追求する分野の活動に真剣に打ち込み、大学外でも活躍する姿は誇らしく、そのような”群大美術”が私にとっての自慢です。私はこの環境で学べていることを、本当に恵まれていると感じています。 美術×教育から広がる可能性と、美術専攻ならではのかけがえのない学びを共に創り出してみませんか?みなさんと学び合える日を楽しみにしています。平成26年度入学群馬県立渋川女子高等学校 卒狩野 未来KANO MIKUStudent'sMessage先輩たちの卒業研究題目教職専門科目● 卒業研究※これは履修の一例です。専攻での主な授業カリキュラム●素描Ⅰ●彩画Ⅰ●彫刻Ⅰ●デザインⅠ●工芸Ⅰ●彩画Ⅱ●彫刻Ⅱ●デザインⅡ●工芸Ⅱ●造形概論●美学概論●日本美術史概論●西洋美術史概論●美術史特講●彩画実習●彫刻実習●デザイン実習●工芸実習●図工科指導法 ●美術科指導法●美術教育研究教科専門科目卒 業 研 究専任教員からのメッセージ喜多村 徹雄准教授 絵 画創ることは自分と向き合うこと。見ることも同じ。それは、きっと世界とも向き合うこと土や木から彫刻をつくるということは、自らの存在を確かめることと似ています林 耕史教授 彫 刻齋江 貴志准教授 デザイン感性を磨くには、見る・作る・考えるをバランスよく世界と自分を美術でつなぐため、豊かな歴史と多様な理論を学び、美術の現在と可能性を考えます春原 史寛准教授美術理論・美術史茂木 一司教授 美術教育学“Art Education for All”みんなが楽しめる美術教育を考えています“Inclusive Art Education”アートから遠い人を巻き込む美術教育を美術教育を通じて、かけがえのない一人ひとりの子どもと向き合える人に郡司 明子准教授 美術教育学1234年 次年 次年 次年 次●肖像表現の研究  ̶女性の「生」を主題として̶●同形体の構成による彫刻制作●鏡の特性を活用したデザインの研究●フランシスコ・デ・ゴヤの連作 『黒い絵』についての一考察  ̶ゴヤの生涯と死生観に注目して̶●美術教育における身体的能動性を 活性化させる題材の開発23GUNMA UNIVERSITY 2018

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