群馬大学 教育学部 2018
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 みなさん、こんにちは。私たち家政専攻の学生は、小学校の教師や中学、高校の家庭科教師に必要な知識と技術を身に付けるために日々励んでいます。 「家庭科」と聞くと、調理や裁縫などの実技の授業を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、家庭科で学ぶ内容は実技ばかりではありません。家庭経営、被服、食物、住居、保育、消費生活、環境など、私たちの生活に関わるものが多くあります。家庭科は、人間が生活する上で必要なことを知り、実践を繰り返し、よりよい生活を創造するために必要不可欠な教科なのです。 家庭科で学んだことは、子どもたちの今後の人生にも大きく関わると言えます。私は、大学での多様な学びから、家庭科を通じて、子どもたちにひとりの人間として、人生を生きていくための知識や技術を身に付けることの大切さを伝えたいと思うようになりました。 女性だけではなく、男性の家庭科教師が教壇に立つことで、様々な家庭観や社会観を子どもたちが学ぶことができると思います。現在、家政専攻には男子学生も珍しくありません。また、尊敬できる先生方、優しい先輩ばかりで良い刺激を受けることができます。 みなさんと一緒に学べることを心よりお待ちしています。平成27年度入学群馬県立桐生高等学校 卒横堀 勇太YOKOBORI YUTAStudent'sMessage先輩たちの卒業研究題目専任教員からのメッセージ西薗 大実教授 食物学科学的な視点で、環境にローインパクトな生活を家政学とその教育は、自分と家族、そして地球を救います上里 京子教授 家庭科教育学・保育学田中 麻里教授 住居学私たちが生活している空間について学びましょう生活者の視点からものごとをみてみましょう前田 亜紀子准教授 被服学人体-被服-環境をひとつの系として、衣生活を科学的にとらえます小林 陽子准教授 家庭科教育学・被服学実習教職専門科目※これは履修の一例です。専攻での主な授業カリキュラム教科専門科目卒 業 研 究● 卒業研究●被服学実習●食物学実習●生活の科学●生活学概論●家族関係学●被服科学●被服学実験●生活空間学●住環境デザイン実習●住居・製図実習●保育学概論●看護学●食物学実験●住居学概論●食物と栄養●食品の安全性●食物学実験●家庭科指導法A     ●家庭科指導法B     ●家庭科指導法D●家庭科指導法C●中学生のレジリエンスの発達とその影響要因●ソーラークッキングによる省エネルギーに関する研究●外来待合空間の使われ方に関する研究●消費者教育における批判的思考の育成のための授業実践●洗濯用洗剤を用いた中学校家庭科の衣生活に関する授業提案1234年 次年 次年 次年 次25GUNMA UNIVERSITY 2018

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