群馬大学 教育学部 2018
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教育実習 群馬大学教育学部では、実践的指導力を備えた教員の育成を目指して、平成18年度から、教育現場(附属学校園や公立学校園)との交流を大切にした新しい教育課程を実施しています。 本学部では実習期間を非常に多くとることにより、教育現場での実践的指導力を身に付けられることや、3年次の本実習期間には大学の通常授業は受講せず、実習終了後に授業を受講できるようカリキュラムを組んでいるため、実習と授業にそれぞれ集中することができるという特徴があります。※「教育現場体験学習」「授業実践基礎学習」「教育実習」は、卒業要件として入学者全員が履修します。(2頁参照 ) 「教育現場体験学習」は、1年次のうちから学校現場に接することにより教員養成課程の学生であることを自覚するとともに、教職について考えるきっかけとすること、また、教員の仕事とそれ以外の両面について学校現場で学ぶとともに、子供たちと触れ合いながら学校教育の一端に携わる経験をすることを目的としています。 学生は学校現場に行く前に、マナー、子供との関わり方、授業観察の視点などについて講義を受け、その後4~5人程度のグループで、群馬県内の公立小・中学校において学校現場を体験します(5日間程度)。 教育現場体験の具体的な内容は、「授業観察」、「子どもの学習や学校生活の支援(授業や宿題の補助)」、「授業準備の補助」、「学校行事(運動会、遠足等)の補助」、「部活動の補助的な指導」等の活動の中から受入校により指示されたものになります。● 附属幼稚園 前橋市若宮町2丁目5-3● 附属小学校 前橋市若宮町2丁目8-1● 附属中学校 前橋市上沖町612● 附属特別支援学校 前橋市若宮町2丁目8-1教育現場体験学習 「授業実践基礎学習」では、学部での講義と演習、附属小・中学校での観察実習を通して、小・中学校における授業実践に直接触れ、授業づくりや学習指導などの基礎を学びます。また、授業を観察する視点や方法を理解し、観察からより良い授業の校正、進め方などについて学びます。合わせて、学校における各種の教育実践について見聞を広げます。 観察実習は、9月に附属小学校及び中学校において、各1~2日間行われます。授業実践基礎学習 「教育実習」は、実習校での実習を中心とした教育実習(以下「本実習」)と大学の授業として行われる教育実習事前事後学習(以下「事前事後学習」)とがあります。 事前事後学習では、学校現場の講師から具体的な講義を受けるなど学習指導の実際について理解を深め、実習校での実習への準備を進めるほか、実習後に、各自の実習経験を報告し、教職に向けての改善方法などを検討します。 本実習では、実習校において、様々な教育実践に携わり、またそれについて指導を受けます。実習の具体的な内容は、各教科の授業実践、道徳などの授業実践、生徒指導・学級経営などの指導実践、部活動などの指導実践、教材研究などです。これらの具体的な内容は、実習を行う校種によって異なります。 「幼稚園実習」は、3年次の1~2月に行う実習であり、附属幼稚園で行います。実習の具体的な内容は、保育参観、幼児の観察、保育への参加、保育実践、教材研究などです。4年次の9月にも実習が可能です。 「介護等体験」は、小学校・中学校教諭免許状を取得しようとする者に義務づけられており、特別支援学校で2日間、障害者、高齢者等の社会福祉施設で5日間の合計7日間で障害者、高齢者等に対する介護、介助、交流等の体験を行うことにより、個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識を深めます。教育実習A  附属小・中学校、県内の特別協力校において5週間教育実習B  県内公立小・中学校において3週間教育実習C 附属特別支援学校において2週間、障害児教育専攻生対象幼稚園実習 附属幼稚園において3週間、希望者対象介護等体験 特別支援学校において2日間、社会福祉施設等において5日間 「教育実践インターンシップ」は、各種学校で行うインターンシップ生の募集に応募し、教育実習よりさらに1歩進んで教育現場での就業体験を行います。修了者には単位が認定されます。教育実習D : 附属特別支援学校、県内特別支援学校等において3週間教育実践インターンシップ : 附属学校園、公立学校等、希望者対象01教育実習授業力が身につく充実した教育実習主な実習先1年次2年次3年次4年次4GUNMA UNIVERSITY 2018

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