群馬大学医学部 入学案内2018
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13夢は臨床・研究・教育がバランスよくできる医師「医の倫理」で医療人としての原点を築く喜多 碧 さん● 医学部医学科6年● 東京都 東京電機大学高等学校 出身医学科患者さんの人生に深く関われる医師という職業に憧れ 中学1年生のとき、手術を受け身体が楽になったことで医師の頼もしさと、患者さんの人生に深く関われることに魅力を感じ、医師を志すようになりました。一人で群馬に来たときは不安でしたが、今は学部やサークル、アルバイト先でも友だちが増え、楽しい毎日を送っています。車の免許をとってからは、行動範囲も広がりました。群馬は草津や伊香保などの温泉が多く、スキーなども手軽に楽しめる良いところですね。自分の原点を築く「医の倫理学」 大学ではMD-PhDコースを選択し、基礎医学の研究を行っています。研究は分かっていないところを自分で解き明かす面白さがあります。自分の思い通りにいかないことが多いのですが、その理由を考えたり、別の道を探ったりして解き明かす姿勢を学ぶこともできます。早い段階から研究に触れられたのは良かったと思っています。 1年生の必修である「医の倫理学」は印象深い科目です。医学の知識がない真っ新な状態で、病気や患者さんに関する答えの出ない課題について、考え、ディスカッションをします。そのときは難しくて大変でしたが、振り返ってみると「知識も経験もない中で取り組んだこと」が良かったと思います。医療人としてやっていく中で、この経験は原点のようなもの。迷ったり悩んだりするときに、常に立ち返る場所ができたように思います。乳腺外科で臨床・研究・指導ができる医師を目指す 実習でいろいろな診療科を経験させていただくうちに、「乳腺外科」に魅力を感じるようになりました。同じ女性として分かり合える部分が多いことに加え、検査~手術~治療と一人の患者さんとじっくり長く深く付き合えると思ったからです。それだけにコミュニケーション能力も求められます。将来は、臨床も研究も後輩の指導も、バランスよくできる医師になるのが夢です。 私たちの大学生活   群馬大学医学部の学びの現場にいる先輩たちが、待っている。1臨床実習234lunch timeランチ5臨床実習678910after school月火水木金研究Time TableKita Aoi

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