群馬大学医学部 入学案内2018
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31医学部保健学科作業療法学専攻 平成28年3月卒業大学院保健学科研究科博士前期課程在学中前橋積善会厩橋病院勤務 作業療法士長野県須坂高等学校出身 大学を卒業してすぐ就職し、大学院にも進学しました。進学を考え始めたのは、大学4年生のとき。実習で患者さんのプログラムを考えるとき、迷いが生じたことから、論文を読み解いてプログラムに活用したい、もっと科学的な根拠や裏付けに基づいたプログラムを提供したい、研究方法を知っておきたいと思うようになったことと、地域に根差したレベルの高い学びを期待して進学しました。同期の男子学生4人全員、同じ道を目指したので心強いですよ。情報交換をして励まし合いながら頑張っています。大学院では脳の働きを見る研究をしています。疑問に感じたことの根拠を自ら調べ、知ることができるので身になりますね。昼間は、前橋市内の精神科・神経科の専門病院で、集団でのリハビリ、病棟内のレクリエーション、社会復帰プログラムの作成などをしたりしています。仕事と学業の両立は大変ですが、先輩OTの仕事ぶりと、患者さんが良くなる様子に触発されるのを見ると力が湧きます。 社会に出ると、大学の講義で教わったことと違う、と思うことがあります。だからといって大学での学びが役立たない訳ではなく、大学での学びは土台。それがあるから自らの経験を積み上げられるのだし、現場で生きてくるのだと、仕事をするようになって実感しています。大学院と就職の二足のわらじ大学での学びが土台となって自分の経験が積み上げられるProle滝沢 伊吹 さん医学部保健学科作業療法学専攻OB・OG Message医学部保健学科理学療法学専攻 平成26年3月卒業大学院保健学研究科博士前期課程修了JCHO群馬中央病院勤務 理学療法士長野県上田高等学校出身 大学院で学びながら、整形外科と地域スポーツという2つの現場で、理学療法士として患者さんやスポーツ選手と関わっています。 大学院では自分の研究に取り組む傍ら、モンゴル人留学生の研究のサポートをしています。母国と遠く離れた群馬で懸命に頑張っている留学生の姿はよい刺激。自分も頑張ろう、と意欲が湧きます。病院では、患者さん一人一人の目標に沿ったリハビリプログラムを作って実施。地域スポーツでは、県内で開かれる中高生のサッカー、バスケット、野球の大会等でメディカルサポートスタッフとして選手のサポートをしています。「病院」と「スポーツ現場」という異なるフィールドを経験することで同じ病気でも、患者さんが置かれている立場や状況によって求められるものが違うということを改めて実感。病気ではなく、患者さんを見る大切さを心底感じています。現場で湧き上がった疑問を大学院で研究として取り組み、結果を臨床に生かせるのは社会人でもあり大学院生でもあることのメリットだと思います。 本学の理学療法学専攻は、1学年20人。1~4年まで、学年を超えて縦のつながりができたのは本当に良かった。博士前期課程のときに国際学会でポスター発表をする機会に恵まれましたが、声をかけてくださったのは大学繋がりの先輩。世界の情勢を垣間見ることができたし、視野を広く持つことの重要性を実感できたのも、群大で築けた縁があったからこそ、ととても感謝しています。2つの現場を知ることで広がる見解群大で築いた縁に感謝Prole岡元 翔吾 さん医学部保健学科理学療法学専攻OB・OG MessageOB・OG Message

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