群馬大学医学部 入学案内2018
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36教育ポリシーGunma UniversityFaculty ofMedicineEducational policy 群馬大学の教育ポリシー入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)~このような人を求めています~<入学者に求める能力・資質> 群馬大学の理念、教育の目標に賛同し、本学の教職員と共に学術研究の成果を地域に還元し、豊かな地域社会・国際社会の創造に貢献していく意欲にあふれ、以下の能力・意欲を持つ人を求めています。1. 高等学校の教育課程についての総合的な理解と大学教育を受けるにふさわしい基礎学力がある。2. 専門分野を学ぶ上で必要な基礎知識と強い探究心、コミュニケーション能力を持っている。3. 主体的に学ぶ姿勢と、論理的で柔軟な思考能力を持っている。4. 知的好奇心が旺盛で、新しい課題に積極的に取り組む意欲がある。5. 高い志と豊かな発想力を持ち、未来を切り開く夢と情熱を持っている。6. 地域社会や国際社会に貢献する意欲とリーダーシップを持っている。<入学者選抜の方針・方法>  群馬大学は、本学で学びたい学生に対し、その多元的な能力を評価し選抜するために、多様な受験機会・入学試験を提供します。また、本学の国際化推進基本計画に基づいて、海外からの留学生を積極的に受け入れる方針の下、受験機会を提供します。 本学の教育の目標、求める能力・資質に合致する学生を選抜するために、一般入試(前期・後期)の他に、特別入試としてAO入試、推薦入試、帰国生入試、社会人入試、私費外国人留学生入試、3年次編入学試験等の入学試験を実施します。本学の入学試験では、それぞれの学部・学科・課程の専門・特性に合わせて、大学入試センター試験、個別学力検査、実技等試験、調査書、活動歴、面接、小論文等を組み合わせて、総合的に合否を判定します。教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)~このような教育を行います~ <教育課程編成と教育方法> 全学的な協力体制の下、教養教育と専門教育の融合を図り、幅広く深い教養、豊かな知性と感性、総合的な判断力、専門分野の基礎的能力を育成するため、学生の潜在能力を最大限引き出せる教育課程を編成し、実施します。本学の基本理念及び教育の目標を達成するために、本学の教育課程(カリキュラム)は以下の方針で編成されています。1. カリキュラム・ポリシーを具現化するカリキュラム・マップに従った系統的な教育と、授業科目の目標・内容・教育方法・達成度(成績)評価方法等について詳述されたシラバスに基づいた教育を実施し、アクティブ・ラーニング等の学生の自主的な学修意欲を促す教育、授業時間外自己学修や学修の振り返りを促す教育等を幅広く行う。2. 学士課程教育においては、全学共通の教養科目、学部別科目(専門基礎科目、一部の学部で開設)、及び専門科目、加えて学部独自の教養教育科目を、互いの融合を図りながら編成する。3. 全学共通の教養科目は、学士力の育成の基礎となる教養基盤科目と、幅広く深い教養・総合的な判断力・豊かな人間性の涵養につながる教養育成科目の二つの科目群から構成される。個別の領域の知識を学ぶのではなく、それらを統合していく考え方の修得及び各学問分野に共通の思考・判断・表現法の修得につながる教育を行うことにより、学生が自らの教養と主体性を構築していくことを促し、また外国語も含めた汎用的技能の基盤を培い、アイデンティティの確立した知識人としての考え方ができる人材を育成する教育を行う。4. 専門教育を学ぶ上で必須となる基礎的知識や技能の修得を目的に、高校教育と大学における専門教育との円滑な接合を助け、その分野の基本的リテラシーについて学ぶ教育を行う。また、専門分野に関連する分野についての基礎的理解と新しいアイデアを引き出すことに役立つ知識・技能の修得を図り、専門分野の知識・理解・技能の質の更なる向上を目指す教育を展開する。5. 専門科目においては、次の能力の養成に向けた教育を行う。(1)専門分野の内容、社会的意義と限界を深く理解し、他者に説明・表現できる能力(2)専門分野に関係する諸分野についての基礎的理解があり、客観的な評価ができる能力(3)自らの専門分野の視点から現代世界が直面する諸変化の特性・特質を理解し、生起する諸課題について探究し、課題解決に実践的に取り組んでいくことができる能力<学修成果の評価> シラバスに記載の達成度(成績)評価方法に基づいて行います。学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)~このような人材を育てます~<卒業認定・学位授与の条件>1. 以下の学修達成目標及び所属する学部・学科・課程が定める学位授与の要件を満足していること。2. 所定の年限在学し、かつ所属する学部・学科・課程が定める単位を修得していること。<学修成果の目標>専門的学識、技能1. 所属する学部・学科・課程の専門分野において求められる専門的学識・技能を修得し、現実の諸課題に対してその活用ができる。 幅広い教養、学際性2. 人間社会、歴史・文化、自然等についての幅広い教養と学際的理解に基づいて、様々な問題に対して多面的・総合的な判断ができる。  論理的思考力、コミュニケーション力3. 論理的思考力とコミュニケーション能力を持ち、社会で生起する問題に対し主体的に取り組む意欲を持っている。社会人としての自覚、国際性4. 自然との共生を基盤とした豊かな人間性と広い視野及び社会的倫理観を持ち、社会から信頼され国内外で活躍することができる。医学科の教育ポリシー入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)~このような人を求めています~ 医学と医療が自然科学の上に成り立ち、かつ社会の中で人を対象として行われるものであることをふまえ、医学生として、科学的知(Science)、倫理(Ethics)、技能(Skill)の3つの面(SES)にわたって自己研鑽に励むことができる人1. 豊かな感受性、奉仕の精神を備え、医師としてふさわしい資質を身に付けることを目指して、不断の努力を積み重ねられる人2. 医療、医学研究、医学教育もしくは医療行政などの分野において、社会に貢献することへの志と強い信念を持っている人3. 本学科の教育内容を理解するために必要な総合的基礎学力を十分に備えている人<入学に際し必要な基礎学力> 特に日常的な学習が十分に行われていることが望ましいのは、国語と英語である。専門科目を学ぶために必要となるのは、数学では、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bであり、理科では、受験科目にかかわらず、物理(物理基礎を含む)、化学(化学基礎を含む)、生物(生物基礎を含む)である。教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)~このような教育を行います~ 医学と医療が自然科学の上に成り立ち、かつ社会の中で人を対象として行われるものであることを理解し、科学的知(Science)、倫理(Ethics)、技能(Skill)の3つの面(SES)にわたって生涯自己研鑽する力が付く教育1. 自分をふりかえり他者を思いやる心が育ち、コミュニケーションを通して相互理解を図る態度が身に付く教育2. 自然科学、医学、医療、人間と社会に関わる知を習得し、それを実践でいかす力が身に付く教育3. 新たな課題にも対応できる問題解決能力が身に付き、リサーチマインドが育つ教育4. 生涯にわたって社会貢献と自己研鑽に努める意欲が育つ教育学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)~このような人材を育てます~ 所定の年限在学し、かつ所定の単位を修得した、次のような者に学士の学位を授与します。 医学と医療が自然科学の上に成り立ち、かつ社会の中で人を対象として行われるものであることを理解し、科学的知(Science)、倫理(Ethics)、技能(Skill)の3つの面(SES)にわたって生涯自己研鑽を続けることができる者1. 医師にふさわしい倫理観と責任感を有し、医療チームの中で医師として適切な行動をとることができ、他者と信頼関係を築ける者2. 医師、医学研究者、医学教育者又は医療行政担当者となるために必要な知識を身に付けるとともに、新たな課題にも対応できる問題解決能力を修得した者3. 医学知識に裏打ちされた臨床と研究の能力を修得し、患者により良い医療を提供する能力と、医学や医療の発展に貢献する意欲を備えた者保健学科の教育ポリシー入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)~このような人を求めています~<人材育成の目標>1. 豊かな見識を身に付け、人間の尊厳を尊重し、全人的医療を担う人材を育成します。2. 本学科での学修を通して、学士(看護学・保健学)に求められる知識、技能、態度、創造的思考力を身に付けた人材を育成します。3. 将来に向け自らを向上させていく意欲と自己開発力を持ち、地域や国際社会での保健医療の諸課題に広く対応できる人材を育成します。4. 保健医療の現場においてチーム医療を担う人材を育成します。5. 看護師・助産師・保健師、臨床検査技師・細胞検査士、理学療法士、作業療法士となることを通じて、高度化・専門化する保健医療専門職の次世代のリーダーや教育・研究者を育成します。<入学者に求める能力・資質>1. 柔軟な発想、みずみずしい感性、高い意欲を持っていること。2. 他者とのコミュニケーションが円滑にできること。3. 理系課題に対して、論理的な思考を行い、他人に説明できること。4. 文系課題に対して、自らの考えを交えて要約して他人に説明できること。5. 英文課題に対して、自らの考えと併せて他人に説明できること。<入学に際し必要な基礎学力>1. 各入学者選抜の出願要件に定める科目について履修又は履修見込みであること。教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)~このような教育を行います~ 知性と行動力を備えた人間性豊かな保健医療人材の育成を目指し、次のような教育を行います。1. 全人的医療の担い手としての人間性の涵養と、専攻分野で必要な基礎力の育成を図る教育2. 専門教育では基礎から臨床に亘る階層的知識の積み上げを図るとともに、先端の保健医療の学習にも配慮する教育3. 保健医療の担い手としての主体的思考・行動力と豊かな感性を持つ人材育成を図る教育4. チーム医療の担い手としての意識と、そこで必要な能力の育成を図る教育5. 保健医療の諸課題に対応できる地域的視点と国際的視野を持つ人材育成を図る教育学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)~このような人材を育てます~ 所定の年限在学し、かつ所定の単位を修得し、各専攻のディプロマ・ポリシーが規定する学識と能力を持つ次のような者に学士の学位を授与します。1. 保健医療の中核を担う専門職業人となるために必要な知識と技術を備え、人間の尊厳を尊ぶ心を持つ者2. 保健医療の担い手として、将来に向け自らを向上させてゆく意欲と自己開発力を持つ者3. チーム医療を担う自覚を有し、関係する人々との相互理解と円滑な協働関係が築ける者4. 保健医療の諸課題に対し、多面的視点からの柔軟な思考、的確な判断と対応ができる者看護学専攻入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)~このような人を求めています~<人材育成の目標>1. 豊かな見識を身に付け、人間の尊厳を尊重し、全人的医療を担う人材を育成します。2. 本学科での学習を通して、学士(看護学)に求められる知識、技能、態度、創造的思考力を身に付けた人材を育成します。3. 将来に向け自らを向上させていく意欲と自己開発力を持ち、地域や国際社会での保健医療の諸課題に広く対応できる人材を育成します。4. 保健医療の現場においてチーム医療を担う人材を育成します。5. 看護師・助産師・保健師となることを通じて、高度化・専門化する保健医療専門職の次世代のリーダーや教育・研究者を育成します。<入学者に求める能力・資質>1. 柔軟な発想、みずみずしい感性、高い意欲を持っていること。2. 他者とのコミュニケーションが円滑にできること。3. 理系課題に対して、論理的な思考を行い、他人に説明できること。4. 文系課題に対して、自らの考えを交えて要約して他人に説明できること。5. 英文課題に対して、自らの考えと併せて他人に説明できること。<入学に際し必要な基礎学力>1. 各入学者選抜の出願要件に定める科目について履修又は履修見込みであること。教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)~このような教育を行います~<教育の目標>1. 全人的医療の担い手として必要な基礎力を身に付けられる教育2. 基礎的学士力「知識、技能、態度、創造的思考力」を身に付けられる教育3. 保健医療の担い手として、将来に向け自らを向上させていく意欲と自己開発力を身に付けられる教育4. チーム医療の担い手としての意識と能力を身に付けられる教育5. 地域的視点と国際的視野の両方を持ち保健医療の諸課題に広く対応できる能力を身に付けられる教育6. 看護師国家試験を受験できる知識と技術を身に付けられる教育7. 助産師及び保健師コース受講者については、助産師及び保健師国家試験受験に必要な知識と技術を身に付けられる教育<教育課程の構成>1. 初年次を中心に編成された、教養基盤科目、教養育成科目、学部別科目からなる教養教育により、いろいろな考え方を学ぶことで、看護専門職のバックグラウンドとしての基礎的素養を身に付ける教育を展開する。2. 専門基礎・支持的科目では、保健医療の基礎・在り方を学ぶことで、看護専門科目を学び、実践していくための素養を身に付ける教育を展開する。3. 教養教育及び専門・基礎支持的科目を基盤として、専攻の教育目標を達成するための専門教育をカリキュラムマップに則って系統的に行う。  具体的には、専門科目では、  Ⅰ. 看護学の基礎を学ぶ。  Ⅱ. 対象や場に応じた看護学を学ぶ。  Ⅲ. Ⅰ、Ⅱを発展・統合する。  という形式で、講義・演習・実験・実習を行い、専門分野での実践力を養う。<教育内容・方法>1. 学生の主体的・能動的な参加に基づいた講義・演習・実験・実習の各教科2. シラバスに詳述されたカリキュラムを構成する授業科目の目標・内容・教育方法・評価方法等に基づいた授業の展開3. シラバス記載の目標の達成に向けた、講義時間外の自己学習(予習・復習)の督励4. 実践力を養うための臨地実習の実施<学修成果の評価> 学修成果の評価は、各科目についてはシラバス記載の成績(達成度)評価基準に基づいて行い、学則に従いS、A、B、C、Dの5段階での判定とこれを基にしたGPAの決定を行う。学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)~このような人材を育てます~<学位授与の条件・達成度・能力評価の基準>1. 所定の年限在籍し、かつ看護学専攻に定められた単位を修得した者2. 看護師に必要な知識と技術を備え、高い倫理観を持つ者3. 助産師及び保健師コース受講者については、助産師及び保健師に必要な知識と技術を修得した者<学修成果の目標> 保健医療・福祉におけるチームの中で看護の専門性を発揮し、ケアの調整やマネジメントにリーダーシップを発揮でき、さらに、国際化

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