群馬大学理工学部・大学院理工学府 案内 2018
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主な教育科目 持続的に発展する社会の構築が、我々人類の大きな課題となっています。そのためには、資源や環境に配慮した生産要素技術の開発と、それを支える社会システムの構築を行う広い視野を持つ技術者および研究者の育成が望まれています。 このため本学科は、環境調和型の革新的工業プロセスや新エネルギー・新材料の開発等の生産要素技術と、自然災害からの脅威を克服し、環境への負荷が小さい安全・安心な地域づくりや社会基盤をデザインする社会技術とを、総合的に修得できる教育研究体制を設けています。2年次以降の専門コースでは「環境エネルギーコース」「社会基盤・防災コース」の2つのコースを選ぶことができます。構造力学土と地盤の力学Ⅰ・Ⅱ水理学Ⅰ・Ⅱ計画理論環境水質工学コンクリート工学Ⅰ・Ⅱ耐震工学交通・都市開発工学廃棄物管理工学建設設計製図社会基盤工学実験Ⅰ・Ⅱ環境創生のための基礎力学空間情報学測量学実習プログラミング基礎地盤環境工学防災工学河川水文工学公共経済学環境整備工学建築概論環境創生のための基礎化学工学電子応用計測工業化学概論環境システム工学生物プロセス工学生化学基礎材料科学原子・分子構造論化学熱力学電気化学化学工学基礎環境エネルギー実験Ⅰ~Ⅲ移動現象論Ⅰ・Ⅱ物理化学無機化学有機化学分析化学高分子化学環境微生物学学びのリテラシー環境創生理工学概論環境材料科学環境科学総論環境修復科学環境創生理工学環境エネルギー演習反応工学分離工学化学工学設計製図数値解法卒業研究持続的に発展する社会システムの構築を行える広い視野を持つ技術者、研究者を育成します移動現象論Ⅰ「やかんでお湯を沸かす」、「水にインクを混ぜて色をつける」、「水中で移動する物体に力が働く」、これらの現象は異なっているようで、実は共通のメカニズムで生じています。このような現象を統一的に理解することを目指しています。環境エネルギー実験Ⅰ~Ⅲ学生実験は少人数のグループに分かれ、環境エネルギーに関する基礎的実験を行います。理論、実験方法、結果の整理、考察など卒業研究の基礎となる事項を学ぶ科目です。また、レポートにまとめることで、論理的な思考を身に付けます。実体験を通じて積極的に実験に携わることで、研究・開発とは何かを学びます。水理学Ⅰ社会基盤整備・防災分野の基礎の理解として位置づけられる専門科目であり、水理学Ⅰでは、水の流れの物理と工学問題の解決に係わる水理学的考察力を身に付けることを目標としています。取り扱う内容は、流体の性質、質量保存、静水力学、相対運動、流体の力学的エネルギー保存則(ベルヌーイ定理)および運動量保存則であり、基礎概念の理解と丁寧な例題解説を通じて水工学的諸問題に対する解決能力を育成します。社会基盤工学実験Ⅰ社会基盤工学実験Iでは、実験を通じて土木工学の主要分野(構造/コンクリート・地盤・水理・環境)に関わる代表的な試験方法や基礎的な機器の取り扱い、ならびにデータ収集と解析方法の基礎を修得します。主な項目としてコンクリート強度試験、砂の最大・最小密度試験、オリフィスの流出試験、環境水の水質試験などを行います。これらの実験を通じて、講義で学んだ知識を実際の現象として捉え理解を深めます。科目Pickup

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