群馬大学理工学部・大学院理工学府 案内 2018
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主な教育科目 本学科はフレックス制の自由度を生かして、2つの目的を実現するために設置されています。一つは他の4学科それぞれではカバーできない分野横断的な専門性を持つスペシャリストを育成することです。現代の最先端の理工学分野で活躍するためには、一つの学問分野の修得では不十分で、複数の分野の修得が必要とされます。総合理工学科はこのような先端理工学分野のスペシャリスト・研究者を育成します。もう一つの目的は専門技術を既に習得した現役の技術者・研究者のためのリカレント教育を提供することです。自分の専門とする分野では高度な専門性を身に付けていても、専門以外の分野の最新の知識が不足しているために新しい分野に対応できないと感じている技術者の方は多いと思います。そのような方のための学習プログラムも提供します。○化学・生物分野化学・生物化学基礎Ⅰ~Ⅳ物理化学Ⅰ無機化学Ⅰ有機化学Ⅰ生化学、等昼間開講科目約50科目夜間開講科目10科目○機械知能分野工業力学材料力学Ⅰ機構学機械加工学機械知能システム工学実験Ⅰ・Ⅱ、等昼間開講科目約50科目夜間開講科目14科目○環境創生分野化学工学基礎分離工学Ⅰ環境エネルギー実験Ⅰ防災工学、等廃棄物管理工学昼間開講科目約60科目夜間開講科目15科目○電子情報分野プログラミング言語Ⅰ・Ⅱ電気回路電子物性工学Ⅰデータ構造電気電子工学実験Ⅰ、等昼間開講科目約90科目夜間開講科目13科目プログラミング言語ⅠC言語を用いたプログラミングの基礎を学びます。実際に演習室のコンピュータを各自1台使い、課題として与えられた動作をするプログラムを作成します。各自の試行錯誤を、教員やTA(先輩学生のアシスタント)がサポートして完成を目指します。化学工学基礎化学反応や分離・混合操作が行われる化学プロセスを対象にして、物質とエネルギーの収支関係から未知情報を算出する方法を学びます。単位換算の原理、実在気体や蒸気の扱い、化学工学の用語や基準等も学びます。機械知能システム工学実験Ⅰ機械知能に関わる各種現象の原理や理論を基礎的な実験を通して深く理解します。実験装置、測定装置、開発環境の基礎原理、操作方法、実験手法を学びます。実験結果から得られたデータを精度と誤差を考慮して分析や解析を行い、技術者または研究者としてこれらを他人に知らせるための報告書の作成方法を学びます。物理化学Ⅰ物理化学の大きな柱の一つである化学反応速度論を理解することを目的とする授業です。反応進行度、反応次数、速度定数などの概念を明確にすることから始めて、可逆反応、遂次反応、連鎖反応などについて習熟します。また、それらの応用として、酵素反応や光化学反応など種々の反応に対する定量的な取り扱いができるようになります。さらに、個々の分子の性質に基づく反応速度の理論的取り扱いを学習し、反応速度式と反応機構の関係を考察します。科目Pickupフレックス制の自由度を生かして、分野横断的な専門性を持つスペシャリストを育成します

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