群馬大学理工学部・大学院理工学府 案内 2018
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 マリコンと呼ばれる、海上土木を得意とする建設会社に勤めています。現在は、臨海部の構造物の設計業務に携わっています。 大学では土木系の学科を専攻しており、そこで得た土木工学の知識は今の仕事をする上でとても役に立っています。大学院では干潟の土砂動態に関する研究をしていました。干潟の地形変化や土砂収支を解明するために、現地観測と数値計算によるシミュレーションを行いました。研究を通して、身に付けた問題解決能力は仕事でも活かされています。 また、研究成果を海外の学会で発表したことは、とても良い経験だったと思っています。この経験のおかげで、多少人前で話すくらいでは動じなくなりました。外国人に向けてのプレゼン経験はなかなかできることではありませんが、大学は学生が望めばチャンスを与えてくれます。大学には、色々なことに挑戦するチャンスがあります。そのチャンスを生かせるかどうかはあなた次第です。大学にはたくさんチャンスがあるかけがえのない大学生活を五洋建設株式会社 土木本部 土木設計部米山 真士環境創生理工学教育プログラム(平成27年度博士前期課程修了)静岡県立富士東高等学校出身東京ガス株式会社 産業エネルギー事業部國友 ひかり環境創生理工学教育プログラム(平成27年度博士前期課程修了)京都府 福知山成美高等学校出身 現在、工場のお客さまに対する営業を行っています。工場の省エネ方法を提案する際などに大学で学んでいた化学工学の知識が活かされています。 大学ではメタノールを燃料とする燃料電池の触媒開発を行っていました。 大学で得たことは①優先順位をつける癖と②討論力などです。研究では時間を無駄にしないようにと常に優先順位をつけるように気を付けていました。仕事を効率的に進めるために役立っています。また、論文作成や学会発表など、人に研究内容を説明する機会を多く提供していただきました。そのため、人と討論する力が身に付きました。 大学では、勉強や研究から得られるものも多いですが、多くの人と出会い、様々なことに挑戦したことから学んだことはかけがえのないものになります。今しかできないことを精一杯楽しんでください。環境創生理工学科環境創生理工学教育プログラム/領域OB・OGからのメッセージ

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