群馬大学理工学部・大学院理工学府 案内 2018
8/68

 群馬大学では「自国および他国の文化・歴史・伝統を理解し、外国語によるコミュニケーション能力を持ち、国内外において地球的視野を持って主体的に活動できる人」であるグローバルフロンティアリーダーの育成に力を入れています。特に理工学部では、国内外の企業・研究機関の研究開発・研究職において、独創的リーダーとして研究を展開し、活躍できる人材の育成を目的に、医学部と連携して、平成25年度より医理工GFLコースを実施しています。理工学部からは16名程度を選抜し、外国人研究者等との交流の機会を作るなど国際コミュニケーション能力を育成するとともに、早期大学院進学に向けて、早くから先端研究に接する機会を用意します。 また、平成27年度からは教育学部と社会情報学部が連携する教育・社情GFLコースも実施しており、医理工GFLコースとも連携しながら各プログラムに取り組みます。 大学に入ると高校のとき以上に色んな人に出会うと思います。その中で有意義な大学生活を送るには自分の意思をしっかり持つことが大事です。私は大学に入学した時、漠然と学びやすい環境で自分の能力を伸ばしていきたいと考えていました。その頃に偶然GFLの募集ポスターを見つけ自分もチャレンジしてみたいと思い、GFLプログラムに参加しました。GFLには学部学科関係なくやる気に満ちた学生が集まっていたので、その中で私は彼らと切磋琢磨しながら成長し、自分の変化を実感することができました。例えば、英語の特別講義や短期留学を通して英語によるコミュニケーション能力が向上し、日本語があまり話せない方とでも物怖じせずに会話ができるようになりました。また、このプログラムには人前に出てプレゼンしたり、外部の方に向けての活動報告をしたりする場面も多くあり、その中で自分が学んできたことをアウトプットしていく能力も伸ばしていくことができました。GFLは大学生活の中で最も自分の殻を破ることが出来た場所です。自分の殻を破ることが出来た場所粕谷 建太(埼玉県立熊谷高等学校出身)粕谷粕谷粕谷粕谷建建建建太太太(埼(埼電子情報理工学科4年VOICES 実感! GFLの学び医理工GFLコース(医理工グローバルフロンティアリーダー(GFL)育成コース)注:このプログラムは、平成24年度まで文部科学省委託事業「理数学生応援プロジェクト」として実施していた「工学系フロンティアリーダーコース(FLC)」を発展させたものとなります。 私は大学生活をただ専門知識習得の時間にするのではなく、今しかできな特別なことをやりたいと考えていました。今まで、GFL生として活動していますが、その経験は素晴らしいものです。 オーストラリアへの留学を通して、生きた英語を肌で感じ、文化的背景の異なる人たちとのコミュニケーションの難しさと楽しさを学ぶことができました。また、特別講義を受けたり、講演会の企画・運営をしたりして、広い視野を持って多岐にわたる分野のことを学べました。それ以外にも、研究室への早期配属や自主研究に対する支援などGFLでしかできない充実した経験をすることができました。 ここで紹介したものはGFLでの活動のほんの一部にしかすぎません。自分の学科だけでなく、他学科や国を超えての勉強や経験は必ず自分を成長させてくれます。皆さんも、GFL生として特別な大学生活を送り、なりたい自分へ一歩近づきませんか。なりたい自分へ香西 里咲(群馬県立太田女子高等学校出身)化学・生物化学科3年教育トピックスグローバルフロンティアリーダー博士前期(修士)課程・博士後期(博士)課程通常の大学院進学選抜推薦入試・一般入試グローバルリーダーストリーム先端研究ストリーム海外留学(原則として必修) 学内外の講師による講演会を通して、先端研究に触れるとともに、研究テーマへの取り組み姿勢を養います。先端研究紹介講座 施設・設備などの見学や現場で活躍する先輩方との交流を通して、最先端の研究について学び、自分たちの将来のイメージを掴む機会とします。企業訪問&先輩ゼミ 医学部生は理工学部の、理工学部生は医学部の学内教員より、専門分野の先端研究に関する講演を受けます。これにより、双方の分野について理解を深めます。先端研究学際講演会 前期に所属学科の研究室を訪問し、それぞれの教員や大学院生から研究内容などの説明を受けて、研究室を選択します。後期からは、その研究室で活動を開始し、研究テーマについて考察します。年度末には「研究テーマプロポーザル講座発表会」においてその成果を発表します。研究テーマプロポーザル講座 標準的なカリキュラムでは4年生で研究室配属となりますが、3年生から研究室に所属して研究に取り組むことができます。 3年生は年度末に行われる「先端研究キックオフ発表会」において、その研究の成果を発表します。早期研究開始(研究室への配属)早期の大学院進学飛び級、飛び推薦、早期卒業これにより大学入学から博士前期(修士)課程修了までの6年間の課程を1年間短縮することができます。制度の詳細は学科により異なります。1年2年3年(4年) 各界で活躍されているリーダーをお招きし、リーダーに求められる素養、技術、心構えなどをご講演いただきます。トップリーダー講演会 各種特別プログラムを受講して、英語スキル・英会話コミュニケーション力などの語学力を強化し、さらに幅広い国際的視野を養います。 将来的には、ネイティブスピーカーとの会話なども支障なく行えるように取り組みます。外国人教員による特別プログラム 外国人留学生・博士学生を招いて、専門英語による研究紹介を聴いたり、外国人留学生と英語で交流したりなど、英語スキル・英会話コミュニケーション力を養います。 また、合宿研修形式で行うことにより、外国人留学生だけではなくGFL生同士の交流も深めることができます。グローバル交流セミナー・ サマーセミナー

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る