群馬大学 大学案内2018
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地域にある「つながり」に学び、世界と「つなぐ」視野をもった「グローカル人財」の養成 群馬大学では、産官学民金協働で開発する「地域往還・地域連携」型教育プログラムを通して、地域に根差し、世界的な視野で活躍する人材を養成しています。「グローカル・リーダーシップ・プログラム(GLLP)」も「地域往還・地域連携」型教育プログラムのひとつです。GLLPを履修する学生は、地域に根ざし持続可能な社会づくりに貢献する産業で世界展開を図っている「優良グローカル企業」や関連する自治体等の多様な機関が連携するプロジェクトに参加し、その資質を磨くことができます。群馬県内の地域でフィールドワークやインターンシップを重ね、地域にある「つながり」に学び、世界と「つなぐ」視野を体験的に学ぶ――群馬大学だからこそ体験できる「地域往還・地域連携」型プログラムをあなたも体験し、「グローカル人財」への第一歩を踏み出してみませんか?川場村の酒造会社代表の方による、GLLPインターンシップ事前指導の様子。グローカル展開をする企業のトップリーダーから、「グローカル」な視座を学びます。GLLPインターンシップの様子。川場村の5つの企業や団体等での1週間の合宿型インターンシップを通して、「グローカル」な取組を体験的に学びます。写真は、道の駅田園プラザ川場にて。地域貢献グローカル・リーダーシップ・プログラム(GLLP) 群馬大学は、教育・研究活動とともに、地域貢献活動にも力を入れています。地域のコミュニティーの一員として地域と共に歩む大学を目指し、地域貢献に全学を挙げて取り組んでいます。その一例を御紹介します。社会を見る目を育てよう 世の中にはインターネットやSNSを通じていろいろな情報があふれかえっています。確かに世界中の出来事があっという間に手に入る、しかも映像までみることができるまでになっています。ネット環境の発展は、携帯電話が電話機能つきコンピュータともいえるスマホに進化するという画期的な変革を生み出しています。これからの社会、ネットを抜きにしては考えられませんが、ネットの匿名性を悪用した様々な犯罪があります。また、氾濫する情報には裏づけのない恣意的なものも多いのが事実です。いろいろな情報をしっかりと取捨選択することが必要です。 信頼できるものを見極めるには、情報の出典をあたり、その原典から読み解くことです。こうしたことを数多くやっていくと、ネットにあふれる情報を自然と批判的に見ることができるようになっていきます。これからの時代、10年後の社会がどうなっているかさえも見通すことができないくらい変化の激しい時代になっています。昨日の最先端のものも明日にはごく普通のありふれたものとなってしまうという時代です。そこでは、数多くの経験を通して、何が本当に大切なものなのか、生き残っていくものなのかを見極める力が必要となってきます。ネットの中で提供されている様々な情報を取捨選択し、そのような判断ができるようになるためには、時代の変化の中で淘汰されてきた古来の知恵、いろいろな考え方を数多く学び取り、自分独自の判断基準へとまとめあげていくことが大切です。大学とは、このような、時代を見る目、社会を見る目を育てていくところです。理事(教育・企画担当)・副学長窪田健二16

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