群馬大学 大学案内2018
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初年次教育 大学での“学び”とは、社会そして世界で活躍できる人物となるための、より高度な知識を身に付けることです。群馬大学では、主に2年次から各学部の専門教育を学んでいきます。そのために初年次(1年次)に幅広く深い教養、総合的な判断力、柔軟で豊かな人間性を育成します。これらの基礎をしっかりと修得しておくことで、社会人として必要とされる様々な知識、能力を十二分に発揮できるようになります。群馬大学の初年次教育には、全学共通科目、学部別科目、開放専門科目があり、自分の将来を見据えた科目を選択し学修します。※リテラシー・・・読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力、応用力。学びのリテラシー 全学共通科目の教養基盤科目(学士力育成)として最も重要な科目の一つが、「学びのリテラシー」です。この科目は、最初に大学生として必要とされる論理的な文章の作成や思考方法について、講義や演習を通して学びます。その後、自ら選んだテーマについて、情報を集め吟味し、他者と議論することにより様々なものの見方に出会い、得た情報を体系化して自らの考えを確立することにより、論理的思考能力とコミュニケーション能力を身に付けます。 これから4年間ないし6年間にわたる大学での学びの基本的な方法を修得し、各学問分野に共通の思考力・判断力・表現力などを養い、向上させることを目指します。ぐんま未来学 グローバル化した社会が今後抱える問題について、学生の立場から解決策を模索することを目的として、学内及び学外講師によるアクティブラーニング形式の演習を行う授業科目として、教養教育科目の総合科目群に、「ぐんま未来学」を開講しています。英語教育科目 グローバル化の時代を牽引する人材になるために必須となるのが、英語教育です。初年次教育の英語教育科目は、学生の立場に立ったカリキュラムを設定しています。また、楽しみながら無理なく英語力向上が図れる「多読学習」(英語読書)を勧めており、多読を継続することで、各自の専攻分野の英語論文を読むことが可能になります。キャリアアップ 社会観や職業観を養うため、社会情報学部と理工学部では“就業力”という科目が用意されています。この科目では、学部のカリキュラムマップを基に、在学中に学ぶべき学問についての理解を深め、学ぶことの意味について考えるとともに、その学習内容が企業や社会でどのように活用されるのかを理解します。学部の特性に応じた講義や講演、種々のグループワーク、社会見学などを通して、社会が何を求めているのかを知り、自らのキャリアや将来像についての意識を高めます。情報リテラシー 大学の授業はもとより社会生活においてもコンピュータとネットワークの利用は欠かせません。そのため必修科目として「情報」を開講しています。 いろいろなコンピュータアプリケーションの活用法、セキュリティや情報倫理などインターネット活用に関する知識と態度を学びます。学びと将来像/初年次教育21

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