群馬大学 大学案内2018
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医学部医学科TOPICS医学部というのは、ただ“医学の知識を得る”だけの場所ではなく、患者さんや他の医療従事者との関わり方を学んだりする貴重な場だと思います。 群馬大学の参加型の臨床実習は、見学をするだけでなく実際に患者さんを診察したり、担当の先生とチーム医療で自分の意見も言ったりできるのでとても印象的な授業の一つです。多くの先輩方からお話を聞くこともでき、将来について具体的に考えることができます。将来は群馬県内の医療に貢献し、内科医として働いていきたいと思っていますが、一生勉強と言われるので、向上心を忘れずに謙虚な気持ちで取り組みたいです。 群馬大学医学部は色々な地域から学生が集まっていることもあって、個性豊かな人が多いです。県外出身の友人と一緒に勉強することもあるのですが、様々な話が聞けて楽しいですね。群馬県以外の出身の人も6年間過ごすうちに群馬県が好きになっていくようで、結局群馬県に就職した、という人もたくさんいます。 また、群馬大学医学部の学生は勉強だけでなく、部活や遊びにも積極的で真面目です。私もオーケストラの部活に入って活動していますが、先輩や後輩とのコミュニケーションも生まれて充実しています。在 学 生Message from充実した学習環境 24時間利用できる図書館をはじめ、キャンパス内には医師国家試験を控えた6年生のために24時間利用可能な自主学習スペースが設けてあります。机を並べて教えあい、励ましあいながら国家試験全員突破を目指します。 学生のうちから研究に参加できるMD-PhDコース 医学研究に興味がある学生はMD-PhDコースに参加できます。医学科の授業は通常通り受け、夕方などの時間を利用して研究室での活動に参加する方法をとっています。研究成果を学会で発表する学生もいます。また、MD-PhDコースでの活動が認められれば、将来大学院に進学したときに、通常より1年早く博士の学位を取得することが可能です。 スキルラボセンターの充実したシミュレーション教育 国内屈指の設備を有する医学部附属病院のスキルラボセンターは、病院で働く医師や看護師、薬剤師などの医療従事者や医学部の学生が幅広く利用しています。医学科の実習では、いろいろなシミュレーターを用いて採血や気管挿管などの基本的な医療技術について練習を積むことができます。また、低学年から実際の医療機器に触れたり、診療場面を再現するシナリオを設定したトレーニングを受けたりすることも可能です。 海外医療の現場を体験できる留学プログラム 夏休みなどを利用してドイツ、タイ、インドネシア、コロンビアなどの海外の大学や病院に行き、海外医療の現場を体験するプログラムが充実しています。海外の医療の実情を学び、他国の医学生と友達になるチャンスです。 チューター制度で入学から卒業まで学生をサポート 医学科の教授が学生の指導担当者となり個別に指導と助言を行う「チューター制度」を設けています。チューターは、担当する学生一人一人の成績、課外活動、健康管理などの学生生活全般について、入学から卒業まで一貫してサポートします。必要に応じて保護者とも連絡をとりながら、一体となって教育を行います。中村美紀さん 医学部 医学科 6年 (群馬県立前橋女子高等学校出身)32

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