群馬大学大学院 教育学研究科案内 2019
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26Q 教職大学院の当初のイメージは?若林: 実は勤務校の校長から、声をかけてもらうまで、全く知らなかったな。福島:同じ同じ。全然その存在も知らないくらいだったもんね。Q 教職大学院で学ぼうと思ったのはなぜ?若林: 一つは、中3の子どもの部活と進路に向かい合う時間が持てると思ったから。もう一つは、自分の専門教科に改めて向かい合ってみたり、教師という仕事をちょっと離れたところから見てみたいと思ったりしたからかな。福島: 純粋に「教える」ということを学び直せるいい機会だなと思って。Q 大学院に入学して、メンバーと出会ってどう思った?福島: いろんな地域の先生と触れ合えていろんな話を聞けて面白かったな。若林: 自分はスタートで家庭の事情から出遅れてしまって、とにかく不安が優先だった。でも、10期生のみんなが気を遣ってフォローしてくれて、とても助かった。話をすればするほど、みんな楽しい人たちだとわかって安心したな。Q 授業を始めてみてどう思った?福島: 90分座って話を聞くのが長くて辛かったな。でも、講義の内容は新鮮で、話を聞いて為になることばかりだった。だんだん、90分が短いなと感じるようになったな。若林: 最初は苦痛だったな。とにかく座って過ごすことは久しぶりだったし。午後うとうとする子どもたちの気持ちがよく分かったかな(笑)Q 児童生徒支援コースの授業ってどんなことをしていたの?福島: 学習方略を学んだかな。例えば、心理学的側面から教えるということを考える授業があって、自分の教え方を見つめ直すことができた。また、子どもの理解を深めるための見方も、発達心理学の理論から学ぶことができたな。若林: ひとつの授業を2人組の教授から理論的・実践的な視点で学んで、さらに自分の現場経験をもとに事例検討や模擬授業をしましたね。個人やグループで資料を用意して、みんなに紹介し合う授業が前期にたくさんありましたね。Q 課題発見実習ってどんなことをするの?若林: 最初は附属幼小中特支の4校を2日ずつ参観してきたな。発達段階を通して見て来れたのは良かったな。福島: 後期にある実習は小・中学校それぞれ2週間ずつ行ってきたんだけど、講義で学んだことを実践する場としてたくさん授業に関われたのであっという間だったな。そういう視点をもってたくさんの人の授業を見れたことはとても勉強になったし、いろんなことを考えるいい機会になった。先輩からのメッセージ 「学校運営コース」は現職教員のみを対象とし、①学習指導要領を踏まえ、学校の実情に合った適切な教育課程を編成できる力、②リーダーとなって、研修会等を計画・立案・実行できる力、③地域の教育力を活用しつつ学校運営に貢献できる力、④外国籍の児童生徒や障害のある児童生徒にも適切な指導が行われるよう教員をリードできる力など、学校運営のリーダーに求められる様々■学校運営コース ………………………………………………………平成29年度入学 児童生徒支援コース福島 栄典(沼田市立利南東小学校)若林 達男(渋川市立古巻小学校)(左から福島さん、若林さん)

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