群馬大学大学院 教育学研究科案内 2019
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27群馬大学大学院教育学研究科専門職学位課程大谷: 教職大学院に来る前は、本当に不安でいっぱいでしたが、終わってみると充実した一年になりました。山崎: ほんとですね。この一年、学校の現場では、あまり意識してこなかったことを改めて見つめ直したり、自分が実践してきたことが大きく間違ってないと確認できたりしたことが自信になりました。大谷: 私達は、学校運営コースですが、前期は児童支援コースの院生と一緒に授業を受けました。学習支援や学習評価、発達支援や生徒指導などについて、理論に基づいて改めて勉強することで、児童理解に対する見識が深まったように思います。山崎: そうですね。さまざまな教育関係機関を視察できたことも貴重な体験となりました。大谷: 後期は、児童支援コースと運営コースに分かれての授業が多くなりました。学校経営やカリキュラムマネジメントなどの組織運営に関わる内容を多く勉強することができ、経営参画意識が高まり、ビジョンが広がりました。山崎: 課題研究については、一年目から取り組んでいきます。10期生の私達は、「校内研修の進め方」「小中連携」「OJT」「教員の協働体制」「教科担当制の充実」「組織的な生徒指導」等をテーマとして考え、研究を進めています。大谷: 自分の興味関心はもちろんですが、置籍校のニーズにあったテーマを考えるとよいと思います。学校運営コースの実践は、勤務校の先生方の理解・協力が必要不可欠になるからです。山崎: 10期生は13名で、今までに比べると多くはなかったのですが、その分深い話し合いができ、学び合えた一年となりました。な資質を身に付けて、学校現場や地域における様々な課題の解決に向けてリーダーとして取り組める教員を養成することを目的としています。 本コースの目的は、現代の学校運営において課題となっている地域連携の在り方や学校の危機管理に対する対応、さらには学校全体における教育課程の編成や校内研修の企画などの学校運営に関して、高度な実践力を身に付けることです。本コースでは、経験的な実践知に加え、学校運営全体に関して、教育学の諸理論及び関連分野の知見に基づいた幅広い視野と学校の社会的機能に関する深い理解のもとに、学校運営の実践的指導力のある教員の養成を目指します。 本コースには、現職教員のみを受け入れます。学校内はもちろんのこと、地域の学校も含めて、教育力の向上に貢献することのできる学校運営面でのリーダーとなる教員を養成します。先輩からのメッセージ平成29年度入学 学校運営コース大谷 住枝(伊勢崎市立茂呂小学校)山崎 恵子(藤岡市立美九里東小学校)(左から大谷さん、山崎さん)

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